■URL
http://magic.navi.ntt.co.jp/
NTTの検索サービスサイト「NTT DIRECTORY」に「MagicPocket」という新サービスの評価版が登場した。
同サービスは、各自の嗜好を自動分析し、オススメのサイトを紹介してくれるというもの。利用するには、あらかじめ登録しておくことが必要だ。各々のユーザーがNTT DIRECTORYで検索し、リストアップされた結果の中からどれを選んだのかをデータベース化して蓄積しており、それを他のユーザーのクリック履歴と照合し、同じ嗜好のグループを割り出す。そして、そのグループに属する人たちがよく訪れているサイトを紹介する、という仕組みだ。
ユーザーが参加することで検索精度が高くなるという意味では、LycosがWiseWireを買収して実現しているサービス(本誌5月6日号参照)や、Netscape Communicator 4.5に搭載されている「What's Related」機能のベースとなっているAlexa Internet社のサービス(本誌7月1日号参照)などが既に提供されている。これらのサービスとの違いは、NTTマルチメディアネットワーク研究所が開発した「AwarenessNet」と呼ばれるフィルタリングエンジンにより、ユーザーが格付けする手間を省いたところ。
当然だが、登録した時点では自分自身の嗜好が不明なため、興味のわくサイトを紹介してくれるとは限らない。NTT DIRECTORYで検索すればするほど精度が上がることになるが、データベースの更新に時間がかかるので、最初に利用してから1日ほど寝かせておくといい。
('98/11/11)
[Reported by yuno@impress.co.jp]