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【調査結果】

家庭内のチャンネル争いはHomeRunで解決

■URL
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/hn111298.htm

 パソコンを複数台所有している米国家庭の86%がインターネットを利用しており、1週間あたり14時間をインターネット上で過ごしている。一家に2~4人の複数の利用者がいるが、その中心は大人で、週に9~19時間パソコンに向かっている。子供も週に6時間程度、教育ソフトやゲームなどを楽しんでいる。

 これは、IntelがMarket Strategies社に依頼して行なった調査報告だ。Intelがこの結果を通じて言いたいのは、これらの利用時間は夕食から就寝の間に集中しており、家庭内でプリンターやインターネットへアクセスするための回線の奪い合いを巻き起こす結果となるが、家庭内LANを構築すればこの問題を解決できる、ということだ。

 こうした家庭の70%以上は、家庭内をネットワーク化を実現する製品に期待しており、そのうち28%がインターネットへのアクセスを、27%がプリンターの共有を望んでいる。その他、15%がファイルの共有を、8%がマルチプレーヤーゲームを望んでいるという。

 同時に、こうした家庭の多くには4~5の電話ジャックが備え付けられており、パソコンを置いている部屋には大抵電話ジャックが付いている。主に利用しているパソコンのある部屋では86%、2台目を置いている部屋では78%、電話ジャックが存在するという。

 そこで登場するのが、同社のチップ「21145 Phoneline/Ethernet LAN controller」(本誌9月17日号参照)というわけだ。このチップは、「HomeRun」と呼ばれる技術を組み込んだもので、屋内に張り巡らされた通常の電話線を利用して1MbpsのLANを構築できるというもの。来年早々には、このチップを搭載したコンシューマー向けの製品が登場する見込みだ。

 要するにIntelの宣伝の一部なのだが、それでもなお、これらの数字やHomeRunという技術はたいへん興味深い。今回の調査対象と同じ状況にある方は、我が家への導入を検討してみてはいかがだろう。

('98/11/13)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp