■URL
http://directory.mozilla.org/
http://www.netscape.com/newsref/pr/newsrelease702.html
Netscape Communications社は18日、NewHoo! Community Directory Projectの権利を取得することを発表した。NewHoo!は今後、「Netscape Open Directory」と名前を変え、Mozilla.orgの一部としてサービスが提供されることになる。
NewHoo!は、Yahoo!に似たディレクトリ型の検索サービスで、世界中に散らばる4,500人ほどのボランティア編集者によって運営され、10万ページにおよぶ情報をカテゴリ別に収納して提供している。
NewHoo!の代表者であるRich Skrenta氏とBob Truel氏は、Netscape以外のポータルサイトからも提携の申し出がいくつかあったことを認めつつも、「Netscapeが『オープンなコミュニティによって造られるWebディレクトリ』という私たちのビジョンを共有している」ことが権利譲渡の決め手になったと語っている。
Netscapeでは、オープンソースの精神に則り、NewHoo!のデータをNPL(Netscape Public License)と似たライセンス形式で利用者に提供して、自由にアーカイブしたり再利用できるようにする予定。これまで通り、ボランティアの編集者になりたい人は、簡単な手続きで参加することもできる。
Mozilla.orgのコミュニティを利用してNewHoo!を支援するだけでなく、Netcenterやブラウザーに搭載されているSmart Browsing機能でNewHoo!のコンテンツを利用し、基本的なサービス・機能を向上させることによってユーザーを獲得し、利益を上げるのがNetscapeの狙いだ。
('98/11/19)
[Reported by Taiga Aoki / Hiroyuki Et-OH]