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【業界動向】

米国切手はなくなる?
デジタル切手のE-StampとAOLが提携

■URL
http://www.estamp.com/press_room/releases/pr_111998.html
http://www-db.aol.com/corp/news/press/view?release=492&

 デジタル切手のベンチャー企業E-StampとAOLが19日、提携を発表した。

 E-Stampが開発したデジタル切手システムは、人々が切手を買いに行く手間をなくす。例えば、E-Stampのソフトをインストールしてある状態でワープロを起ち上げ手紙を書くと、宛名から自動的に必要な切手料金が算出され、封筒に“切手”が印刷される。この切手は暗号化されたバーコードのようなものだ。使用者は郵便物をそのままポストに投函するだけでよい。切手料金はE-Stampのサイトでクレジットカードなどを使って支払うので、切手を買いに家を出る必要がない。

 今回の提携は、AOLの中にE-Stampデジタル切手の料金支払いサービスなどを設置することを主な合意内容としている。E-Stampではデジタル切手の利用者を個人や小規模事業主と考えているが、「260万社の小規模事業主のうち30%がAOLに加入している」とAOLのBarry Schuler氏は述べ、提携の意義を説明した。

 現在E-Stampは実験的に利用されている状態だが、'99年にはサービスが正式に認可され、米国中で使用できるようになる見通しだ。

('98/11/20)

[Reported by Taiga Aoki / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp