■URL
http://www.cyber-smi.com/securitysolution/
住友金属工業は、電子メールによる機密情報の漏洩防止に役立つサーバーソフト「MailGuardian」を12月に発売する。ネットワーク上を流れる電子メールをチェックし、内容を分類・管理することで、機密情報など外部に流してはいけない情報が書かれていないか監視するほか、テキストを解析して私用メールかどうか分析する機能もある。
発売されるのは「MailGuardian/Audit」と「MailGuardian/Wall」の2製品。「Audit」では、メール本文を語句解析し、機密情報や誹謗中傷情報が含まていないか監視するほか、業務利用か私的利用かなども分析する。結果は個人や部署、日付ごと統計データ化され、「私用メールランキング」などで確認可能。電子メールによる情報漏洩の現状や利用目的の比率が把握できるとしている。内容の判定は、あらかじめ辞書に登録されている語句により行なわれるほか、自動学習機能により使用状況に応じて更新されるという。
一方「Wall」では、設定したキーワードをもとに、機密情報を含んでいると判定されたメールの送信を停止することが可能。該当するメールを一時保留し、管理者と発信者へ通知。発信者は、管理者へその処理を依頼し、問題なければ保留しているメールを管理者が送信(または削除)できる。社員が故意に情報を漏らすことは防げないが、ありがちな同報配信などの操作ミスによる情報の漏洩は防止できる。
MailGuardianは、Solaris 2.Xに対応。Auditが20万円から、Wallが90万円からとなっている。
◎問い合わせ先
住友金属工業 システム事業部Security Solutionグループ
TEL 03-5814-3029、06-220-5442
('98/11/26)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ROKO]