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【新製品】

NECが「IPv6」移行ソフトを開発、ソースコードを来年公開

■URL
http://www.socks.nec.com/

 日本電気株式会社(NEC)は、現在インターネットで利用されているプロトコル「IPv4」から次世代プロトコル「IPv6」への移行を容易にするソフト「IPv6/IPv4 Translator」を開発したと発表した。ソフトは、'99年初頭にもNECのホームページ上でソースコードも含めて公開される予定だ。

 IPv6/IPv4 Translatorは、NECが開発した「SOCKS5」をベースにしており、アプリケーションが通信先ソフト名からIPアドレスを引くときにSOCKSサーバーが代行し、IPv6-IPv4変換するしくみになっている。そのためアプリケーションがSOCKSに対応していれば、OSやハードウェア、アプリケーションに関係なく利用できるのが特長だ。DNSなどの通信環境も変更することなしに利用できる。NECでは、IPv6実験網を構築し実際のネットワーク上で検証を重ねてきたとのこと。

 同社では、IPv6対応製品を来年以降に続々と発表する予定で、今回のソースコード公開は、それに先駆けIPv6自体の普及を促進させる目的で行なわれる。

◎問い合わせ先
NEC ネットワークソリューション推進本部
E-mail ipv6-info@nsp.ho.nec.co.jp

('98/11/26)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp