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http://www.japan-telecom.co.jp/ (日本テレコム)
日本テレコムは3日、21世紀に企業や家庭で、従来の音声電話中心の通信に代わり、IPベースの次世代通信ネットワーク「PRISM」の開発に着手する、と発表した。来年4月から本格的な実験を開始、2000年4月から商用サービス化を目指す。
インターネットに代表されるデータ通信が急増しているため、通信量は2005年には音声通信の数十倍に達するとみられる。そのため、従来構築されてきた通信網は限界に達し、データ通信用の基盤構築が不可欠とされている。日本テレコムは、米国の通信機器メーカー、シスコシステムズなどと共同で、通信容量が大きく、多様な需要に対応できる統合通信網の構築を目指す。
PRISMでは音声電話サービス(専用回線)もIPベースの「Voice over IP」の形で提供される。ほか、インターネット接続サービス、VPNサービス、IPマルチキャストサービスなども提供され、現在同社が提供しているインターネット接続サービス「ODN」もPRISMベースとなる。
('98/12/3)
[Reported by masaka@impress.co.jp]