|
|
ロータス株式会社は、クライアントソフトの新バージョン「ロータス ノーツR5」の概要を発表した。発売は'99年上四半期の予定で価格は未定。
R5は、1つでメール、スケジュール管理、WWW閲覧などが可能な総合クライアントソフト。機能的にマイクロソフト社による競合製品「Outlook」と真っ向から対決する形となる。
最大の改良点は、ユーザーインターフェイス。WWWブラウザーの操作性を応用しており「Go」「Back」といった矢印ボタンでページ間の移動を行なう。また、「Internet Explorer」や「Netscape」に登録してあるブックマークをそのまま取り込み、ノーツ上で利用できる。ほかには「停止」を示す「×」ボタン、「家」アイコンを使ったホームボタンなどWWWブラウザーでおなじみのインターフェイスになっている。
メールクライアントとしては、POP3、IMAP4、SMTPのほかLDAPにも対応しており、同社のサーバー「ドミノ」の専用クライアントとしての位置付けから脱皮を図っている。
また、「ヘッドライン(右上図)」と呼ばれる自分専用にカスタマイズしたページの設定が可能。ここでは、メールやWWW、カレンダーなど必要な情報を一画面に表示することができる。同社では、「この機能は、Outlookのカスタマイズ機能『Outlook Today』と同じだが、後発であるが故に機能は上」として、対Outlookの姿勢を強調している。
なお、同社では、現在、サーバー製品「ドミノ R5」へストリーミング配信システム「Real System」の組み込み作業を続けている。ノーツにも将来的に「Real Player G2」が組み込まれる予定だが、具体的な時期は未定。
('98/12/7)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]