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【業界動向】

Network SolutionsがCentraalに出資
RealNamesの登録業務を代行

■URL
http://www.netsol.com/news/pr_19981209c.html

 comドメインを取得しようとすると、「もっと便利で効果的な付加サービスもどうですか?」とすすめられる。Network Solutions社(NSI)とCentraal社が9日に発表した業務提携により、そんな光景をドメイン登録の際に目にするようになる。

 NSIは、.comや.orgなどのドメイン名の登録業務を行なう会社。一方のCentraalは、それとは別に企業名やブランド名でサイトにアクセスできるようにする「RealNames」と呼ばれるサービスを提供する会社だ。

 例えば、Volkswagen社の新型Beetleのオフィシャルサイトに行きたいとする。通常、VolkswagenのサイトのURL「www.vw.com」か「www.volkswagen.com」と打ち込み、そこからリンクを辿ることになる。RealNamesのサービスを利用すると、「beetle」か「new beetle」とタイプするだけで、そのオフィシャルサイトに辿り着ける。Centraalは、企業から登録料(100ドル/年)を徴収し、このシステムを運営している。

 両社の業務提携の内容は、NSIがCentraalに対し420万ドルを出資し、RealNamesの登録業務を代行するというもの。顧客サポートについてもNSIが引き受け、同社はそこから得られる収益を獲得する。

 現在のところ、Centraalに登録料を支払い、RealNamesを利用している顧客の数は約15,000。RealNamesのユーザーは、25%がブランド関連、15%がソフトウェアのダウンロード情報、10%がエンターテインメント関連、さらに10%が有名Webサイトを、それぞれ検索しているという。

 なお、Centraalでは今年5月より、AltaVistaなどにこのシステムを提供している。また、Netscape Communications社は、同様の仕組み「Internet Keywords」をブラウザーの中に組み込んで提供している。

('98/12/10)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp