■URL
http://ekimae3.toshiba.co.jp/ekimavi/
東芝は10日、同社の運営するサイト「駅前探検倶楽部」で、道案内地図を自動生成するサービス「新宿道案内 ルートマップ(√Map)」を開始した。目的地と駅を指定するだけで、最適なルートが記された簡易地図を作成できる。同社では、10月より新宿駅周辺を対象とした試験運用を行なっていた(本誌10月29日号参照)が、今回、エリアを新宿区全域に、対象駅を新宿区内と近隣の77駅に拡大し、本格サービスを開始した。
試験段階では、地図上を直接クリックして目的地を指定するようになっていたが、今回のサービスでは、住所や名称から目的地を検索できるようになった。検索対象となる目的地は、新宿区内の会社、建物など約7万件が登録されている。目的地を指定すると、近くの駅がいくつか表示されるので、その中から出発点となる駅を選択すれば、数秒ほどで案内図が生成される。必ずしも最短のルートではなく、広い通りなどのわかりやすい道が選ばれるようになっており、地図には交差点名やランドマークとともに必要な道のみが記入される。ランドマーク情報は銀行やコンビニエンスストアなど、約1万件が登録されているという。地図はGIF形式で、道のりも自動計算して表示されるようになった。
実際に使ってみたところ、複数の路線がある大きな駅で出口の指定ができないなど、やや不便な面もあった。また、現在は新宿区内だけということで、エリアの拡大も望まれる。東芝では、今後も改良を重ねながらサービスの向上を図るととともに、'99年4月には首都圏全域にエリアを拡大するとしている。
('98/12/11)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]