インターネットで「ストリーム」と言えば音楽かラジオを思い浮かべる人も多いと思うが、このサイト「Sound Explorer」では、世界数カ所の今この瞬間の「音」を365日24時間流し続けている。現在、「西表島のジャングルの奥」「ロス郊外の別荘地」「パリのリュクサンブール公園前カフェ」「下北沢の駅前」の4カ所から“生音”を配信中だ。
例えば「西表島のジャングル」の音を聞いてみると、鳥の鳴き声など異常にざわめいていて怖いくらいだ。木の枝にマイクをくくりつけて音を収録しているとのことだが、時々聞こえる、足音のような音や「コツン」とマイクにあたるような音は何だろうと想像が膨らんでしまう。ページには聞いた人からのコメントもリアルタイムで載せられているが、「下北沢駅前」の音には、海外から「日本がとても懐かしい」との声も寄せられている。
カメラを設置して24時間画像を流し続けているサイトに比べ、このSound Explorerは、音声だけということもありイメージを広げてくれるサイトだ。12月末には下田の海中、1月下旬には軽井沢の木立の中にもマイクを設置する予定とのこと。なお、ページには「音」をテーマにした佐野元春氏などのインタビューも掲載されており、なかなか楽しめるサイトになっている。
('98/12/11)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]