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【調査結果】

統合メッセージングシステムがコミュニケーションを変える

■URL
http://www.ovum.com/ovum/news/numpr.htm

 統合メッセージングサービス(Unified Messaging Service)が今後10年ほどの間に通信の仕方を変え、2006年には310億ドル市場にまで発展する、という調査結果が調査会社Ovumによって発表された。

 統合メッセージングシステムとは、電話、FAX、電子メールなど様々なメッセージを統一したインターフェイスで受け取れるようにするシステムのこと。

 OvumのアナリストRoger Walton氏は「メッセージの送受信は、ますます時間をとるようになってきている。それぞれの種類のメッセージが、別々の場所に配信されてしまうことによって、より複雑になっている。音声メッセージは留守電やボイスメールに、FAXメッセージはFAX受信機に、電子メールはメールサーバーに、と言った具合だ。統合メッセージングサービスは、異なる種類のメッセージを統合された受信箱に集めることによってこうした問題を解決してくれる」と述べ、統合メッセージングの利点を解説した。

 同社では、こうした利点により、2006年には米国の4分の3の企業が何らかの統合メッセージングシステムを持つようになると見ている。

 しかし、Walton氏は「統合メッセージング技術は比較的新しく、大規模に導入された例はまだない。サービスの仕方や顧客の反応の仕方に関する多くの重要な問題に対する答えが分かっていないということだ」と、まだ多くの問題が残されていることも同時に指摘している。

('98/12/14)

[Reported by Taiga Aoki]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp