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【調査結果】

「ポータルサイトはあまり使われていない?」
富士通総研がユーザー調査結果を発表

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research3/

 株式会社富士通総研は、インターネットユーザーの動向に関するアンケート調査結果を発表した。同社による調査はこれで3回目。アンケートは9月1日に、電子メールによるマーケティングサービス「iMiネット」のユーザー約11万人のうち、1,500人を対象に電子メールで配信され、9月8日までに有効回答1,324通を回収した。

 調査結果によると、ユーザーの属性では、女性ユーザーの継続的な成長が見られており、女性比率は今回31.6%と初めて3割を超えた。また、ユーザーが最も重視するインターネットの機能は、「情報収集」が81.1%で1位、次いで電子メールなどによる「コミュニケーション機能」(59.1%)、掲示板などによる「コミュニティ機能」(16.6%)となっている。情報収集の手段としては、「無料の電子メールサービス」を利用しているユーザーが92.8%にもなった。

 今回の調査結果で注目は、「WWWブラウザーの初期画面(スタートページ)の設定」についての調査。「プロバイダーのホームページ」が21.0%で1位、以下15.9%の同率で「検索サービスサイト」、「その他」となっている。同社では、ユーザーの初期画面設定は細かく分散しており、「スタートページや集客の仕掛けのビジネス効果はまだ現れず」としている。

 しかし、多くの検索サービスサイトは「ポータル的」なサービスを提供しており、実質的な利用者は多そうだ。また、「Panasonic Hi-ho」のようにプロバイダーのホームページがポータル化する傾向もある(本誌11月17日号参照)。少なくともユーザーは、そのサイトが「ポータルサイト」かどうかを意識してスタートページとして設定することは少ないと言えそうだ。

('98/12/18)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp