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【業界動向】

沖電気、富士銀行などが「サーバ管理型SET決済システム」の実証実験を'99年に開始

■URL
http://www.jipdec.or.jp/ecjitu/comp.htm (先進的情報システムの開発実証事業)

 沖電気工業株式会社、株式会社富士銀行、株式会社クレディセゾン、大日本印刷株式会社の4社は、「サーバ管理型SET決済システム」を利用した電子商取引の実証実験を'99年後半に共同で開始すると発表した。実験は、通産省と日本情報処理開発協会(JIPDE)が推進する「先進的情報システムの開発実証事業」の一環として実施される。

 「サーバ管理型SET決済システム」は、従来のSET決済システムであらかじめショッピング利用者がパソコンにインストールする必要のあった「ウォレット(電子財布)」と仮想店舗側での設置が必要だった「マーチャントPOS」をサーバー側で集中管理するというもの。これにより利用者、仮想店舗側共にSET決済を利用/導入する上での作業が軽減されるという。

 なお、ユーザー側では、サーバーで管理されている個人のウォレットを利用するための「接続モジュール」をインストールする必要がある。ユーザーから送られるID、パスワードなどの情報はSSLで暗号化される。

 実証実験では、沖電気の電子商取引システム「Infomerce System」を利用してシステムを構築し、富士銀行などが持つ電子商取引システムと接続する。実際の商取引で銀行口座を利用したSET決済とクレジットカードを利用したSET決済についての評価を進めるとのこと。

('98/12/24)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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