ヤマハ株式会社は、パソコンとインターネットを使った音楽レッスンの公開実験「Cyber Music City」を'99年2月1日から5月31日まで実施する。12月25日から同社のWeb上で参加者を公募する(先着3,000名)。参加資格は、Windows 95/98対応のパソコンとインターネット接続環境を持っていることで、音楽知識や楽器演奏経験は問わない。参加は無料だ。
実験参加者には、レッスンに必要なソフトが収録されたCD-ROMが配布される。CD-ROMには、鍵盤楽器レッスン用の「Music Gym」、作曲支援ソフト「Melo Pon」などCyber Music City専用に作成されたソフトのほか、音楽付き画像アルバム作成ソフト「デジカメミュージックアルバム」などの市販ソフトの体験版も同梱される。
例えばMusic Gymでは、参加者のレベルやくせなどをソフトが認識し、自動的にカリキュラムを生成する。基本的なレッスンはCD-ROMで行なうが、講師に直接電子メールを送ってアドバイスを受けることも可能だ。また、専用のページには、テーマごとの掲示板も用意され、他の参加者とコミュニケーションできる。なお、鍵盤レッスン用ソフトMusic Gymを利用するには、MIDI対応のキーボードが必要だ。
同社では、この実験結果を踏まえ、将来的に「オンライン音楽教室」事業への展開を図る。
('98/12/24)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]