【連載】
●アップルコンピュータがMacOS Xに新フォントを標準搭載アップルコンピュータは2月16日、今夏に発売を予定されている次世代OS、MacOS Xに、OpenTypeフォーマット[*1]を採用した日本語フォントを合計6書体、標準で搭載すると発表した。この書体は、現在日本のDTP市場で高い評価をうけている大日本スクリーン製造の『ヒラギノ』の文字集合を拡張したもの。これについて同社はリリースのなかで以下のようにのべている。 ●17,000文字という数字はひとつの目安。そしてこれは字形の数
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[*2]……くわしくは第4回を参照してほしいが、UTF-16は従来256×256の升目をもった面(これをBMP――Basic Multilingual Plane、基本多言語面とよぶ)に文字をうめ65,536文字を定義可能なUCS-2を拡張する符号化方法。BMPと同じ256×256の面をあと16面、つまり104万8576文字を表現可能にするものだ。BMPは第00面で、次の面が01面となる。 |
木田:文字コードには、符号化方法と文字集合のふたつの側面がありますね。Unicodeといったときに誤解されると困るのですが、MacOS Xで普通に使うことができる文字集合は、べつにUnicodeに準拠するというわけではないのです。Unicodeはあくまでも符号化方法として捉えています。一方で文字集合は、2000JISを実装することを考えています。
小形:2000JISをですか。
木田:はい。夏のMacOS Xの発売時にはAdobe-Japan1-4に準拠したヒラギノを添付しますが、これには2000JISのサブセットが含まれます。段階的に、次のリリースでは、残りの2000JISでUnicodeに符号化されているものを加え、また写植文字セットなどの中から、需要があり、かつその時点で欠けているものがあれば、それらを加えます。これらの作業をアドビと協力しながらおこなってゆきます。
小形:それはすごい! どんな2000JISの文字がはいるんですか。
木田:2000JISをみたときに、それが、例えば今審議が終わりかけているExtension A[*3]にあれば、その符号位置のものを入れます。そういう意味では最新のUnicodeのバージョンに準拠すると言っていいのかもしれません。ただし、MacOS XがUnicode3.0に準拠して、そこにあらわれる文字をベースにして文字集合を組み立てるというわけではないのです。文字集合としては、まず2000JISの文字集合があり、これを標準のセットとして実装するというのがまずあり、それとは別にプロのDTPユーザーのための字形セットとしてAdobe-Japan1-4も使える。そういう、ある意味で二重構造的なものです。
小形:なるほど、最初に櫻場さんがおっしゃった、プロと一般のユーザーを分けて考えるということですね。
木田:はい。例えばことえりなんかが標準で吐く符号位置は、すべて2000JISの中に収まるようになる。そして、ユーザーが初期設定パネルなんかで、もっと広い文字を使いたいと選択をしたときに、例えばAdobe-Japan1-4の部分にあたるような、2000JISにはないような文字まで出すこともできるということです。プロフェッショナルなDTPユーザーの方はインプット・メソッド(かな漢字変換ソフト、Windowsでいう“IME”)で文字を入力する必要もありますので、設定をすればAdobe-Japan1-4の字形も出るようサポートしますけど、そういうプロのユーザーと一般ユーザーの間は、ちょっと分けたいなと思っています。というのは、Adobe-Japan1-4の範囲の文字が、Macのうえで豊富に、そして気軽に、一般ユーザーの間で生成されるということになると、結果的にMac用のフォントというのは、Adobe-Japan1-4が標準でなければならないということになってしまいます。でも、そういう意味ではありません。あくまでも日本語として流通させる、標準の文字集合は、まず2000JISありきだということです。
小形:2000JISありきですか。
木田:はい。現在はMacJapaneseというJIS X 0208を拡張した文字集合を使っていますが、われわれは2000JISの文字集合が次の標準になるというふうに考えています。
小形:ということは、すごく重要な文字集合として2000JISをとらえていらっしゃるということですね。
木田:JIS X 0208で満たされない需要を満たす、次の基礎として2000JISという文字集合を考えているという意味です。ただし、2000JISの文字を全部実装したくても、現在すべてUnicodeに収録されているわけではありません。われわれは符号化の方法としてはUnicodeを使いますので、Unicodeの符号位置がきまりしだい、それは順次2000JISの完成形に近づけていく、そういう状態になると思うんですよ。
[*3]……現在Unicodeと歩調をあわせて開発中の国際的な公的規格ISO/IEC 10646のうち、BMPにたいして最後の追加作業分をいう。今年3月に制定の予定。漢字は約6,000文字の追加が検討されている。
小形:現時点では、おっしゃる通り現在のUnicodeのバージョンには、2000JISはすべては反映されていませんよね。
木田:入ってませんね。
小形:そこで不思議なのは、情報交換可能なものとして、2000JISをゴールとしてお考えになっているということですが、当面は2000JISの文字集合で、完全な情報交換っていうのは、まだまだできないわけですよね。2000JISのうち、400文字近くが提案中なわけですから。
木田:だということは、Unicodeで符号化したときに、その文字は生成もされないし、再生もされないので、情報交換に齟齬はきたさないと考えているんですよ。問題ないと思っています。
小形:まだない文字だけど、将来的には加わっていく。
木田:そうです。今はちょっとプロフェッショナルDTPユーザーをまったく置いといて話しますね。われわれは2000JISの文字集合としての価値というのは、かなり評価してます。そこで日本の中が合意できるんじゃないだろうかと。前の補助漢字(JIS X 0212)というのは、実装がなかなか進まなかった。だけれども、今回の2000JISでまとまるんじゃないかというふうに思っています。ですので、日本国内で流通させる文字のセットとしては、2000JISじゃないだろうかと思っています。JIS X 0208で満たされない需要があるということは、われわれも認識しています。その需要のうち、多くのものが2000JISを加えれば満たせるんじゃないかと、そしてそれは補助漢字と違って、より広いサポートが得られるんじゃないかと、いうふうに思っています。ですから2000JISのすべての文字が、最終的には交換可能になることを、われわれは望んでいますけども、残念ながら今はそうではないので、中途半端な、ある意味そこまでの実装しかできないというのが現状です。
小形:今のお話というのは、プロユーザーではなくて日本語ユーザー全体を、アップルコンピュータが相手にする場合の話ですね。
木田:そうですね、ただ通常のコミュニケーションではJIS X 0208で十分じゃないかとは思います。例えばフォント開発の大変さということまで考えると、すべてのフォントが2000JISまで満たさなければならないかというと、そうでもなかろうよと、個人的には思いますけどね。
小形:非漢字の部分は非常に需要があると思いますよ。
木田:ああ、なるほど。
小形:日本語を使う人間のひとりとしては、まだ定義されていない400文字前後がUnicodeに入る日というのが待たれるわけですけども、ところで、アップルコンピュータという会社は、古くからのUnicodeコンソーシアムの正会員です。そうすると、アップルコンピュータが、2000JISで日本のマーケットがまとまるのではないかと思っておられるということは、Unicodeコンソーシアムという場の中でも、積極的に2000JISの新しい文字、漢字・非漢字をふくめて、Unicodeに入れていこうよと働きかけていくというふうに考えてよろしいでしょうか。
木田:そういう前提で、動いています。つまりアップルは2000JISの文字が全部、Unicodeのなかにマップされるということに対して、賛成の立場をとっています。
小形:なるほど、わかりました。
木田:アップルはUnicodeを発明した会社のひとつですから、Unicodeの理念というものを非常に深く理解しておりますし、いい実装を作っていきたいと思っています。
小形:ちょっと話がそれるかもしれませんが、これを……ご覧いただけますでしょうか。これは2000JISの原案作成を担当したJCS委員会事務局から分けていただいた1月9日の時点の規格票の案なんです。で、たとえばこのマーカーしたものがそうなんですが、これが今Unicodeにサポートされていない文字なんです。で、このカッコでくくった文字は、Unicodeと、ISO/IEC 10646[*4]に対して提案中であると、いうことをしめすために仮にカッコでくくって、JISのほうでコードポイントを与えているんですね。
木田:つまりこれを提案したという意味ですね。
小形:そうですね[*5]。
木田:提案中の位置をインプリすることはないです。それがIRG[*6]でちゃんと合意がとれて、Unicodeで合意されたものをインプリするということです。
小形:はい、わかりました。当然と思います。つまりこの字は無い文字であるということですね。
木田:あるんだけど交換できない。例えば非常に短い範囲でいっても、インプット・メソッドからアプリケーションへの情報交換もできない。ですから無いというよりも、使えないという言い方をされたほうがいいと思います。
小形:なるほど。
木田:まあできれば最初からね、決まった形で規格が出てくると一番いいんですけど、まあ順番的にそうはいかないでしょうから、決まっていくのを待ちたいと思います。
小形:たとえば一般ユーザーのことを考えますと、2000JISを実装したMacOS Xを使えば、今までよりもだいぶ使える文字が増えるということになると思うんですね、数千文字単位で。そうすると当然情報交換もしたくなる。ようするにWindowsユーザーとの間でフロッピーのやりとりをしようとか、メールを出そうということになると思います。ただしそれは失礼ながら、MacOSの世界では情報交換可能だと思いますが、他のOSとの釣り合いも考えなければなりません。そのあたりはどういうふうに考えておられますか[*7]。
木田:マイクロソフトも2000JISを支持していらっしゃるという理解でおります。
小形:なるほど。ということは……これはちょっと意地の悪い質問かもしれませんけども、MacOS Xは今年の夏にリリースされるということは、夏前後にマイクロソフトさんも2000JISに対応可能な状況になるっていうふうに、ある程度……見極めがあるのでしょうか。
木田:この世界というのは、静的ではなく動的に動いていますので、タイミングのずれというのは必ず存在すると思うんですよ。そして特にこういう基礎的なものを出すときは、常にニワトリ・タマゴ問題があって、誰が最初にステップを踏み出すのかという問題があるわけです。最初に踏み出したときには、それは必ず多少の矛盾をもったものであるわけですね、新しいモデルの問題は。そのような理解であると。
小形:でも、ベンダー側でできることというのは、そのズレが少なくなれば少ない方がいいですよね。
木田:そうですね。
小形:ということは、ある程度の、なにか見極めみたいなものがあるのかなと、勘繰りたくなるんですが(笑)。
木田:申し訳ないですが、ノーコメントにさせてください(笑)。
小形:わかりました。意地悪な質問をしてすみません。近日中にマイクロソフトさんの方にもうかがうことになっておりますので、その時にお聞きしてみようと思います。
小形:では話題をかえて、さきほどプロフェッショナルなDTPユーザーむけの技術ということで話が出た17,000程度の字形のことをお聞きしたいと思います。これは2000JISとも事情は同じですが、Adobe-Japan1-4の字形すべてがUnicodeに符号位置を持っているわけではありませんよね。これはどう対策されるんでしょうか。
木田:そうですね、どうやって使うようにするかというのは、内容をアドビシステムズと検討中です。そういうUnicodeに落ちない(対応しない)文字に関して、それから異体字としてアクセスせざるを得ない文字たちについては、当面のところインプット・メソッドで直接入力することはできないということですね。将来的なゴールとしては、枝番をつかった方法によって……
小形:Unicodeコンソーシアムで提案されているバリアント・タグ[*8]のことでしょうか?
木田:ええ。バリアント・タグを使ってインプット・メソッドからサポートできるようにしようと考えてます。これは異体字の場合ですね。そもそもUnicodeに落ちない文字に対しては、その方法でもサポートできませんので、さてどうするかな、というところですね。
小形:将来的にはインプット・メソッドでバリアント・タグの文字も出るようにしようと、いうことですね。
木田:そうです。そういう考えでいます。
小形:MacOS Xで17,000程度の字形を操作可能になるとして、その具体的なインターフェイスはどうなるんでしょう? 例えばMacユーザーには一番手軽で身近なエディターSimpleTextなんかでも17,000字形が扱えるということなのでしょうか。
木田:結果的にはそうなります。
小形:例えばアドビシステムズのIllustlatorというアプリケーションでは、バージョン5.5から“字体切換”という機能をそなえています。これは文字を選択して、メニューから“字体切換”を選ぶと、変換可能ないくつかの字形の一覧が表示され変換できるというものですが、例えばインターフェイスとしてはああいうものがOSの標準でつくということですか。
木田:例えばある文字をクリックして、異体字リストを出してくれという操作をすると、例えばことえりのメニューで異体字リストが出てくると。それをぽっと選ぶとその字に変わると、まあそんな感じです。今日開かれたInDesign日本語版[*9]の発表会はご覧になりましたか?
小形:はい、見ました。
木田:あれは字体切換パレットで操作するんですが、そういうインターフェイスに似たものが、標準でインプット・メソッド側が持っているというふうに考えられるといいかもしれませんね。
小形:それは、情報交換可能なものになるのでしょうか。
木田:おそらくアップルからのメッセージとしては、交換できる、交換するものは2000JISだよというのが、今お伝えするには一番安全だと思います。
小形:ということは、17,000字形に関しては情報交換はあまり目的にしないという理解でよろしいんですか。
木田:そういうふうに裏側から言ってしまうと、それも違うんですけど、最終的なゴールとしては、やはり情報交換できるものにしたいと思っています。たとえばさっき話に出たバリアント・タグという方法でエンコーディングすることで、最終的にはそういう方向に持っていきたいと思っています。しかし、それを積極的に、多くのユーザーが気づかないうちに、例えば多くのフォントが持っていない字形を使ってしまうという事態がおこるかというと、そうではないと。つまり普通のユーザーが気軽に、何も考えない範囲が2000JIS。だけれど、プロが分かってて使う、もしくは例えば小説家が分かってて使う、そのような広い範囲があってもいいのかなあと。そこをユーザーインターフェイス上、例えば入力のインターフェイス上どうやって表していくかというのは、これからのわれわれの宿題、課題ですね。
小形:そういうことですか。分かりました。
渡辺:例えば意味のあるストリング・データ(符号位置のデータ)があったとして、それに対応する字形をふくんでいないフォントだったら、そのデータを受け取っても文字を表示できないですよね。そうすると、MacOS Xで2000JISを実装したとなると、今後はこのフォントでは表示できるけど、このフォントでは表示できないって世界が出てくるということなんです。それは今までとは全然違う世界で、今まではこのレベルの文字まではみんな持っている、それ以外は外字で持っていたり持っていなかったりという状況でしたけど、これからは、このフォントがどんな文字を持っているかというのは、フォントごとに食い違ってきちゃいますよね。その辺はアップルがしっかりリードしなくちゃならないと思っているんです。
小形:リードですか。
渡辺:例えばそういう世界というのはまだ未開の地なので、これからルール作りをアップルも含めてやっていかなきゃならない。
小形:それは重要なことですね。
渡辺:規格としてどうかとか、情報交換可能かとか、そういう議論もあるかもしれませんけど、実はそれってわりと一般のユーザーからは見えない世界だと思うんです。例えば実際にこのフォントでこの文字が出るの? 出ないの? って話はけっこう分かりにくいと思うんです。だからそこをちゃんと考えていかないと。ヒラギノで入力したら全部文字は出てましたと。ところが全選択してフォントを変えたら文字が出なくなっちゃいました、そういうことがありえるわけですよ。
小形:文書にぽっかりと白い穴があいちゃうわけですよね。
渡辺:そう。そういう問題は、フォント・ベンダーさん、プリンター・ベンダーさん、もちろんユーザーさんをふくめて、ちゃんとルールを作っていかなくちゃならない。ただ、今までよく言われていた文字コードの混乱みたいな文化的議論、あれって規格そのものの話をしているんですけど、でも現実的にはフォントがどうやって準備されるんだとか、そういうことがむしろ問題になるんですよね。
小形::たしかにそうかもしれません。現実としてユーザーにとって一番問題なのは、規格そのものではなくて、どうやって実装されるかという問題ですから、そこのバランスは僕たちマスコミも見失わないようにしないといけませんね。2000JISが現実のものになった段階で、あらたな問題がおこりうるという提起だと思います。今日はお忙しいところありがとうございました。
◎参考URL
▼MacOS Xの新フォントについて
・アップルコンピュータのプレスリリース( http://www.apple.co.jp/news/2000/feb/16macosx_font.html
)
・ヒラギノ ショック をどう考えるか 暫定版( http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=1321
)
▼OpenTypeについて
・OpenType specification v.1.2/Overview( http://www.microsoft.com/TRUETYPE/OTSPEC/otover.htm
)
・フォントの動向( http://www.jagat.or.jp/column/title/i808moj.htm
)
▼Adobe-Japanについて
・アドビシステムズのフォント関連の仕様書のページ( http://partners.adobe.com/asn/developer/technotes.html#fonts
)
・Adobe-Japan1-2仕様書( http://partners.adobe.com/asn/developer/PDFS/TN/5078.CID_Glyph.pdf
)
・直井靖氏の講演「文字コードに関する問題点とソリューション」( http://www.jpc.gr.jp/streamin/1998/980715-1.html
)
▼InDesignについて
InDesign日本語版プレスリリース(
http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200002/20000216idj.html
)
日経Macの記事( http://www25.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/mac/hotnews/94720
)
▼その他
最後に、同じ日の、順番的にわれわれの取材の直後にインタビューがおこなわれた、同じテーマをあつかう記事を挙げておこう。インタビュアーの興味の在処が違うと、こうも違うアプローチの記事になるのだというお手本かもしれない。興味をもたれる読者には、併読してさまざまな角度から考えていただきたいと思う。ちなみに私はこの菊池美範さんのコラムの愛読者なので、菊池さんに「読んでますよ」と声をかけていただけたことがとても嬉しかった。
・Outside Macintosh and Design
Mac OS X 日本語フォントはいかにして生まれたか 前編( http://www.zdnet.co.jp/macwire/0002/19/c_outsidesp.html
)
Mac OS X 日本語フォントはいかにして生まれたか 中編( http://www.zdnet.co.jp/macwire/0002/20/c_outside.html
)
Mac OS X 日本語フォントはいかにして生まれたか 後編( http://www.zdnet.co.jp/macwire/0002/21/c_outside.html
)
(2000.2.23)
◆お詫びと訂正
◎誤:これまではWindowsOS上ではTrueType、MacOSではPostScriptというフォーマ ットの違うアウトラインフォントを採用していたが、このOpenTypeをつかえばこれらのOSの違いに左右されずに、自然でなめらかな曲線のフォントを表示、印刷することができる。内部的にはUnicodeの符号化方法で動作する。
◎正:これまではWindowsOSではTrueType、MacOSではTrueTypeとPostScriptと、フ ォーマットのことなるアウトラインフォントが使われていたが、このOpenTypeによってふたつのフォーマットが統合され、OSの違いやフォーマットの違いに左右されずになめらかな曲線のフォントを表示、印刷することができる。内部的には Unicodeの符号化方法で動作する。 (2000.2.24)
[Reported by 小形克宏]