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ウォッチャー金丸のNEWS Watch |
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1998年1月14日
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○KDDのインテリジェントTCPアナライザ開発 日経産業新聞2面には、KDDが、インターネットの通信手順の動作状況を詳細に解析し、その結果をグラフに図示できるソフト「インテリジェントTCPアナライザ」を開発したという記事が掲載された。このソフトを半年後をめどに製品化して、KDD社内のほかプロバイダーや一般企業にも外販するようだ。 大規模なLANからインターネットに接続している場合、何となくネットが「重くなった」(伝送速度が落ちた)と感じた時に、原因がハッキリしない企業ユーザーも多いと思う。そんなケースを徹底解決するには、有効なソフトかと思われる。 余談その1:α-ALPHA5(アルファ5) 日経新聞13面と日経産業新聞6面には、DDIが13日、一般電話機で最安値の通話料金経路を選べるα-LCR機能の次世代版にあたる「α-ALPHA5(アルファ5)」を発表したという記事が掲載された。1月から低価格電話サービス「東京電話」が開始したことなどから、LCR機能で「最低料金」や「お得な通話」を選ぶことも困難になっており、DDIはLCRの名前を外すとともに、インターネット国際FAXなどを売り物にするとしている。 なお、日経産業新聞6面や日刊工業新聞11面には、九州松下電器が2月10日、上記アルファ5機能を業界で初めて搭載したパーソナルファクス“おたっくす”の新製品「KX-PW21CX」の発売するという記事も掲載されている。 LCR機能が有名無実となりつつある今、インターネット電話やFAXがそれにとって変わる新規能として、電話機機能の表舞台に引きずり出されるのも時間の問題だろう。 余談その2:Javaで機械翻訳 日経産業新聞5面には沖電気工業が、Javaを使い豊富な例文をDBから探して、翻訳文を迅速に作成するインターネット端末用の機械翻訳ソフトを試作したという記事が掲載された。接続するDBを切り替えれば、日英や日独など複数言語間での翻訳が可能になるとしている。 このソフトはJavaの特性から、NC端末を使った企業や組織内のイントラネット上での翻訳システムに向けた製品と考えられる。 余談その3:女性モニター調査代行事業 日経産業新聞19面には、インターネット関連サービスのメディアネットが16日から、インターネットを使った女性モニター調査の代行事業「レディネット・モニター」を始めるという記事が掲載された。通常調査は3日間で、FAX等のこれまでの調査媒体の半額以下の低コストでアンケートをまとめる。 野村総研のインターネットユーザー・アンケート調査では、女性ユーザーはオンラインショッピングへの利用意向も高いと分析されており、このサービスもオンライン・マーケティング・リサーチなどでは確度の高い数字が得られそうだ。 余談その4:ネット機器で貿易表彰 日経産業新聞23面には、米シスコシステムズ社のジョン・チェンバース社長兼CEOが13日、橋本竜太郎首相から貿易表彰を受けたという記事が掲載された。日本への製品輸入に貢献した個人を毎年表彰しているのだが、今回は日本のインターネット基盤作りに貢献した点が評価されたということらしい。 これもネットワーク時代を反映している、ということだろうか。(昨年来日したビル・ゲイツ会長の時といい、首相は情報ハイテク企業がお好きなようで...(^_^) |
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