ウォッチャー金丸のNEWS Watch

HEADLINE 4 articles

●ニフティのマルチメディア対応の色々　日経産業3面
●「デジタル旅日記」をホームページ上で公開する実験　日経13面
●米MCIは全米科学財団（NSF）のインフラを622Mbpsに増強　日経産業3面
○電子モールに懸賞制度が登場　日刊工業10面

◆Newsダイジェスト：全20項目

[プロバイダー]

ニフティのマルチメディア対応色々

日経産業3面

要約：
　ニフティはインターネット対応として、ISDN対応の「ハイパーロード64」（64kbps接続）サービス提供開始、アナログ回線を33.6kbps接続の「ニフティー・ロード7」サービスを4月までにアクセスポイント100カ所に増加、今春にPHS利用の高速データ通信接続サービス開始などを行う。

コメント：A'
　Watchでもニフティの個々のサービス拡充は、その時々でニュースにはなっておりますが、先週のBIGLOBEのニュース共々、大手パソ通の需要拡大（生き残り）作戦が今春から次々と具体化して行きます。特に、モバイル・コンピューティング（PHS）との親和性を高めようとする試みは、時流が後押ししてくれるでしょう。日本のAOLとなるのはどこになるのか、注目です。

[通信/放送/コンテンツ]

「デジタル旅日記」をホームページ上で公開する実験を2月から、日本ネット研究会とセイコーエプソン、ダイヤモンド・ビッグ社が共同で開始

日経13面

参照URL： http://plaza.globe.or.jp/gio/ （地球の歩き方のホームページ）

要約：
　実験は「地球の歩き方・デジタル特派員」として、卒業旅行に行く学生に、エプソン製のPDAやデジタルカメラ、携帯電話、変圧器などを貸し出して、旅先の様子などをインターネットを通じてホームページ上で公開するもの。既にインターネットでモニターを募集して、大学生や大学院生6人を選んである。
　日本ネットは、既にグローバル・ワンと提携しており、世界52ヶ国、アクセスポイント1023カ所のサービスを利用する。

コメント：A'（internet-Watchに記事あり）
　猿岩石がこのシステムを持って行ったら、真のリアルタイム・レポートになったことでしょう。（飛行機に乗ったこともばれるかもしれませんが、アクセスできなかったとか何とか言って、ごまかすのでしょうか...）

[インフラストラクチャー]

米MCIは、全米科学財団（NSF）のインフラを45Mbpsから622Mbpsに増強

日経産業3面

要約：
　米MCIコミュニケーションズが、NSFの助成で開発している超高速基幹通信網（vBNS）で、新たに開発した高速スイッチングシステムや高効率のルーターを使った基幹網を構築。現在vBNSは、全米5カ所のスーパーコンピューターセンターを結んでいるが、2～3年で全米約百カ所の大学や研究機関を結ぶ予定。

コメント：A'
　こういった試みが、直ぐにも民間レベルで使えるようになるのが、アメリカの良い
ところであり、ここまでインターネットを広めた原動力となっています。また2、3歩
、日本は（通信速度でも）遅れて行くのでしょうか...

[ショッピング][電子モール]

電子モールに懸賞制度が登場

日刊工業10面

URL： http://www.commercecity.or.jp/

要約：
　関西でEC実験中のサイバー・コマース・シティ（CCC）コンソーシアムは3月から、電子モール「CCCモール」に「電子懸賞制度」を導入する。登録したユーザーは、アンケート回答と引き換えに発行されるデジタル・クーポンを仮想景品交換所に持ち込み、点数別に景品を選択可能。景品は同モール上で販売する話題の商品を予定。

コメント：B
　バーチャルモールも、客寄せで苦労しています。特徴を出さなければ、モニターも
集まらないのでしょうが、あまり過激に走って、商品の叩き売りなどのムチャな方法
をとらないように、各々頑張っていただきたいところです。

◆Newsダイジェスト

　日本経済新聞、日経産業新聞及び日刊工業新聞掲載記事を要約

[社会/組織/企業]

□2月10日から、「インフォシーク」で有料広告を扱うのに合わせて、インターネット広告専門会社のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム（DAC：博報堂、旭通信社、読売広告社、第一企画、アイアンドエスの広告5社が出資）は今週、代理店向けの営業説明会を開く。矢島DAC社長と、DAC設立に参画したデジタルガレージの伊藤穣一社長らは4日に、競合他社となるサイバー・コミュニケーションズ（cci）をソフトバンクとともに設立した電通を訪問して説明会を開く。
（日経13面）

[サービス]

□情報サービスのウェルネットは2月から、インターネット・リアルタイム映像発信サービス「ライブカメラ出張サービス」開始する。北海道地区がメインで、基本料が10万円。
（日刊工業10面）

□マルチメディア関連コンサルティングのクリムゾングループは3月から、月5万円で電子モール「楽天市場」に出店できるお手軽サービスを始める。消費者が商品を購入する際は、一品につき50円の手数料を店舗から徴収する。決済はネットスケープのコマースサーバーを使っている。
■URL： http://www.rakuten.co.jp/demo/ （未設）
（日経産業3面）

□さくら銀行は3月から、スケジュール管理ができるカレンダー、ホテルや航空情報、同行の金融商品・サービス案内、個人ローン返済額の試算、暮らしの豆知識などを盛り込んだCD-ROM「Time is Money」を特定の顧客に無料配布するとともに、ホームページ上のサービスも充実せる。今後は、CD-ROMを組み込んだパソコンからインターネットやパソ通を通じて、個人ローンの申し込みを受け付けるサービスなども考慮中。
（日経5面）

[プロバイダー]

□中部電力系のCATV局の春日井小牧コミュニケーションテレビは、郵政省に事業地域の拡大を申請し、98年4月をメドに、春日井市から隣接の小牧市にも広げる。小牧に対しては、インターネット接続など新サービスを始める予定。
（日経産業2面）

[パソコン/ワークステーション/サーバー]

□マルチメディア総合研究所は、96年の国内パソコン出荷状況を発表し、年間の出荷台数705万台で前年比約33.2%増、出荷金額は1兆6550億円と同34.6%増となった。平均単価は23万5千円と前年より3千円程度上昇した。
（日刊工業10面）

□エプソン販売は、パソコン1台から受注するカスタムメードサービスの納期を「10日以内」から「1週間以内」に短縮、まずデスクトップ型で実施し、続いてノートパソコンでも導入予定。
（日刊工業10面）

□松下電産は2月1日、社内に「パナソニック・コンピュータ・カンパニー（PCC）」を、コンピュータ事業部を統合した「パーソナルコンピュータ事業部」を発足。デスクトップやノートパソコン、PDA、周辺機器などを扱う。
（日経産業8面）

[ハードウェア]

□アイ・オー・データ機器は2月下旬から、SCSI-2規格の2倍の転送速度（理論値：20MB/sec）のある外付HDD「UHDS-H2G」（容量：2GB、59,800円）と「同H4G」（容量：4GB、11万8千円）を出荷する。
（日刊工業10面）

□緑電子は、33.6kbpsパソコン用モデム「ACCURA336V.34+FAX」（22,800円）発売。
（日経産業8面）

□ネクストコムは、インテルジャパンと販売代理店契約を結び、ファストイーサネットLAN製品の販売を強化する。
（日経産業8面）

[ソフトウェア]

□イベント企画などのマッシュ社は、ブラウザーの製作・販売に参入、「デジタルトラスト」社（資本金1千万円）を2月内に設立し、5月をメドに新ソフト「メガ・ビュー・システム」を日米で販売予定。
（日経15面）

□ワープロソフトの「ORGAI」の販売とサポートは、システムソフトが引き継ぐ。
（日刊工業10面）

[その他]

□1月31日に情報処理振興事業協会（IPA）がまとめたウィルス被害届出状況では、96年の届け出数は755件と前年より13%増えた。「マクロウイルス」が主要因。
（日経3面、日経産業8面）

□NIKKEI NETのホームページ・ヒット数が先週末に初めて200万を突破、昨年4月の本格的なサービス開始以来、約10カ月で約7倍に伸びている。2月1日には、1.5Mbpsから3Mbpsへ、サーバーも3台から4台に増強した。
（日経13面、日経産業3面）

□西部ガスは、サービス連絡先やガスをテーマにしたゲームコーナーのあるホームページ開設。
■URL： http://www.saibugas.co.jp/
（日刊工業15面）

□ソフトピアジャパンは、岐阜県の海外駐在所を結んだ「ぎふグローバルネットワーク」のホームページ開設。
■URL： http://www.softopia.pref.gifu.jp/global_J/
（日刊工業31面）

□西日本後楽園は、城島後楽園ゆうえんち（大分・別府市）のサイバーファンクラブ「キジマ倶楽部」のオンライン会員募集や特別割引券がもらえるホームページ開設。
■URL： http://www.oec-net.or.jp/~kijima/
（日刊工業31面）