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ウォッチャー金丸のNEWS Watch |
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1997年11月12日
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○地方情報格差是正への方策 余談その1:カタリスト 日経産業新聞2面と日刊工業新聞7面には、アスキーサムシンググッド(ASG)が11日、米ニューファイア社と提携し、同社のソフト「カタリスト(Catalyst)」(25万円、画像再生ソフトの「トーチ(Torch)」は無料)の日本での販売開始の発表を行ったという記事が掲載された。これはVRML使用の立体動画像作成ソフトで、15~30フレーム/秒のスピードの高速立体動画像を作成できるとしており、当初は英語版を販売して来年3月から日本語版を投入するともしている。 このソフトは、主にゲームサイトなどを制作するようなプロ・デザイナー向けと考えられるが、ホームページに動画を入れたいとするニーズも拡大させる可能性も持っていそうだ。 余談その2:ASAHIネットの全米ローミング・サービス 日経産業新聞2面には、ASAHIネットを展開するアトソンが今月末をメドに、米プロバイダーのUUNETの接続ポイントを同社が借りて、米約500都市で会員に対するローミング・サービスを開始するという記事が掲載された。 このところ日本のメジャー・プロバイダー会社がこぞってサービスアップのために参入する海外ローミング・サービスなのだが、海外での仕事や旅行先でのネット接続が安価に出来るかどうかも、プロバイダー差別化の項目としては一般化してきた感じだ。 余談その3:簡易電力モニター 日刊工業新聞12面には、富士通が自社開発した簡易電力モニター装置(乾電池式)2千台を全国拠点に配備し、99年末までに電力消費量を10%削減(年4億円!)するという記事が掲載された。特にオフィスなどでコンピューター設置数が多いソフト開発部門での電力削減効果を期待しており、装置自体も98年から外販する計画ともしている。 24時間インターネットなどに繋ぎっぱなしのコンピューター・ネットワーク環境が整備されるに連れて、情報への接続及び通信料金が気になるばかりでなく、電力消費量にも注意しなければならない時代になってきたようだ。 余談その4:ジョブズがデルに噛付く!? 日経産業新聞21面には、米Appleのジョブズ暫定CEOが10日のオンライン販売などの新事業発表の場で、米デル・コンピュータのマイケル・デル会長に挑戦状を叩き付けたという記事が掲載された。デル会長が10月にAppleの先行きを悲観視した(けなした?)ことに端を発しており、その日ジョブズ氏は、オンライン販売でいつかデルに追い付いてやるとする発言も行ったともしている。 相変わらずのジョブズ節が出たようだが、言葉だけではなく実績でどこまでPCメーカーとしての気概をデルに見せつけられるかということにも、注目が集まることだろう。 |
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