[業界動向]
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05:日本のインターネット利用者は860万人、WWW利用者は555万人
   日経BP社が「第2回全国インターネット普及率調査」の結果を発表
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http://www3.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/1013inet.htm

 日経BP社は、同社の会員制データサービス「日経マーケット・アクセス」が行なっ
たアンケート「第2回全国インターネット普及率調査」の結果を発表した。調査は、
'97年3月~4月に実施された「第1回全国インターネット普及率調査」(本誌'97年4月
21日号参照)に引き続き行なわれたもの。
 調査結果によると、自分で電子メールかWWWを利用したという「インターネット利
用者」の比率は8.3%で、16歳以上の日本の人口(約1億400万人)で換算すると約860
万人程度がいる計算だ。前回の調査結果では、利用者の比率が6.6%で約700万人であ
った。また、WWWだけの利用者の比率は5.4%で約555万人となっており、前回調査時の
3.3%約350万人と比較して約6割増加している。
 利用者の男女比率では、WWW利用者のうち女性比率は14.6%で、女性全体の人口比か
らみると1.5%となっている。前回と比較すると、女性の比率は10%で女性全体の1%未
満との結果だったので増加していると言える。しかし、前回調査で、1年以内にWWWを
利用したいとする潜在ユーザーの内訳で約4割をしめた女性比率から見ると、利用意
向をもっている女性が実際のユーザーになる割合は低いといえる。同社では、前回の
結果発表時に、今後のWWWの普及には女性ユーザーをいかに取り込めるかが鍵となる
としていたが半年たった現在も状況は変わらないようだ。
 なお、調査は、'97年9月上旬に実施されたもので、電話帳から無作為にサンプリン
グした日本全国の16歳以上の男女1,000人ずつの計2,000人を対象に電話調査で行なわ
れた。
[Reported by okiyama@impress.co.jp]

(97年10月17日)