モバゲーとGREEのスマホ利用者、毎月の有料課金「1000円以上」は8%


 株式会社シード・プランニングは11日、「Mobage(モバゲー)」と「GREE」のスマートフォンゲームに関する利用実態調査の結果を公表した。調査は2011年12月、1カ月以内にスマートフォンで両サービスのゲームを利用したことのあるユーザー各400人にPC経由で調査した。

 それによれば、モバゲーとGREEをスマートフォンで利用しはじめたきっかけで最も多かったのは、「もともと以前の携帯電話でもゲームをしていたから」。モバゲー利用者の45.5%、GREE利用者の40.3%が該当していた。

 2位は「利用している友人に招待されて」(モバゲー21.5%、GREE29.0%)、3位は「テレビCM」(モバゲー19.3%、GREE21.8%)。その他のきっかけでは「AppStore/Android Marketのランキングなど」「スマートフォン上に表示された広告」で、両サービス利用者の1割以上が該当した。

利用のきっかけ

 1カ月にスマートフォンでゲームに支払っている金額としては、モバゲー利用者の8%、GREE利用者の8.25%が「1000円以上」と回答した。なお、モバゲー利用者の20.8%、GREE利用者の17.3%がゲームにお金を支払っていたが、このうち「1000円以上」支払っている人はモバゲーが38.6%、GREEが47.8%だった。

毎月の有料コンテンツ支払額

 このほか、モバゲーとGREEの有料ゲーム利用者に対して、その他の趣味・レジャーの支出への影響を聞いたところ、モバゲーの有料ゲーム利用者の49.4%、GREEの有料ゲーム利用者の47.8%が「減ったものはない」と回答。

 一方、何らかの支出が減ったと答えたという人は、いずれのサービスとも「PCオンラインゲーム」への支出が減り、モバゲーの有料ゲーム利用者の24.1%、GREEの有料ゲーム利用者の27.5%が該当した。また、「ゲーム専用機ゲーム」に関しては、モバゲーの18.1%、GREEの15.9%が「支出が減った」と回答した。


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(増田 覚)

2012/1/12 06:00