【2005/07/29】
■ タカラの「M&A」にホリエモンが協力!? 新作の「人生ゲーム」
以前、ライブドアの堀江貴文社長の人生をネタにした「ほりえもん すごろく」を当欄で紹介したことがある。このすごろくを彷彿とさせるゲームが、ホリエモンの協力のもと、本家のタカラから発売されるのだ。「人生ゲームM&A」は、ボードゲームの定番「人生ゲーム」を、企業の買収や合併をテーマに作り替えたバージョンだ。発売元のタカラ自身、5月にトミーとの合併を発表していて、このゲームはその直後に発表されていたものだ。その時点では「3月の合併までには発売する」という気の長い話だったんだけれど、発売日は9月29日に確定したそうだ。堀江社長はニッポン放送買収騒動の頃、テレビ局の突撃取材に対して「(テレビに出演している評論家は)M&Aなんかしたことないのによくいろいろ言えますよね」と答えていたのをいまも思い出す。そんなわけで、評論家でなくても、このゲームでM&Aを疑似体験して肌で感じておくのはいいかもしれない。希望小売価格は3,780円。
■ 持っているのがうれしい「ベルサイユのばら」クレジットカード
「iPod」や「G'zOne」みたいな流行のデジタルガジェットとか、女性なら高級ブランドのバッグとか、そばにあるだけでうれしくなるものがある。電車の座席で、そんな自慢の持ち物をあくまでさりげなくいじくるとき、斜め上のあたりから強い視線を感じたりすると、もっとうれしい。見せびらかすのは下品だし、でもちょっとだけ注目されたい。そんなあなたにぴったりな小物に、最近はクレジットカードがある。カード会社と提携した企業が、すてきなデザインのカードを提供しているのだ。名作マンガの「ベルサイユのばら」のクレジットカードが、8月から受付を開始する。池田理代子先生によるオスカル像が、いくつもの金色のバラと金色のICチップに囲まれてデザインされている。クレジットカードだから、見せびらかすことはない。買い物の時にお店で見せて、店員さんにちょっとびっくりしてもらうだけのことだ。
【2005/07/28】
■ サボテンの鉢植え「金田一」と会話する男が2ちゃんねるに登場
すっかり暑くなった。夜など蒸し暑い上に、季節はずれの床暖房状態で、寝苦しいことこの上ない。こういう季節になると、稲川淳二さんはじめ、怪談の達人たちがメディアに登場するようになる。そしてネットでも、いろんな怖い話が続々と出てくるようになるのだ。「2ちゃんねるの方舟 Reloaded」に、「サボテンどこかたのむ」というWebページへのリンクがあった。これは、2ちゃんねるのとあるスレッドにいきなり現われた「サボテンマン」にフォーカスしたまとめサイトだ。サボテンマンの投稿を読むと、母からサボテンの鉢植えをもらって、世話をするうちにサボテンから声が聞こえたそうだ。サボテンマンによれば、サボテンの中の人の声は「金田一少年の事件簿」の声優さんにそっくりだそうだ。そこでいまでは、サボテンに「金田一」という名前が付けられている。そういえば、サボテンは他の植物とは違って人の心がわかる、なんてことを聞いたことがある。具体的に想像すると、なんだか恐ろしい。
■ 女系3世代が連携して運営する、「祖母ブログ」に注目が集まる
祖父・父・息子の、男系家族はどうにも地味だ。お互いの関わりがそっけないし、和やかにしている風でも、どこかしら緊張しているのがわかる。我が家ではかつて、3世代が同じ部屋でテレビを見つつ(確か、夕方の「水戸黄門」だった)、1時間ほど一言も会話を交わさず押し黙ったままのことがあった。実につまらんのだ。それに比べて、祖母・母・娘の女系家族は華やかでいい。いまも次々と新しいサイトが生まれるブログ界で最近注目を集めているのが、「祖母ログ」だ。プロフィールによれば、群馬県前橋市在住のヒデさん79歳の日常を同居のお嫁さんがデジカメで撮影し、孫娘がブログで公開する、という3世代の連携で運営されているようだ。いまも自動車を乗り回すほど活動的なおばあちゃんだから、ブログの主人公にはもってこいだろう。
【2005/07/27】
■ 美形の先生51人が競う、家庭教師コンテスト「T-1グランプリ」
家庭教師といえば、昔は、夕食に毎日ビフテキが出るようなお金持ちの家でしかお目にかかれなかった。でも、牛肉の値段に反比例するように、子供に家庭教師をつける親は増えてきたようだ。このところネットでは、まもなく始まるコンテスト「T-1グランプリ」サイトが注目を集めている。インターネット家庭教師「トライ@HOME」のプロモーションとして、「家庭教師のトライ」の主催で8月いっぱい開催される。「トライ@HOME」では本来、先生とネットでしか触れあうことはないのだけれど、このコンテストでは、投票した先生が優勝すれば生授業を受けるチャンスがあるのだ。大学生ポータルの「キャンパスパーク」が協力しているそうで、先生にはミス東大など、美形の女性たちばかり。しかも、頻繁な更新のブログまである。対象の生徒は小学校3年生から高校3年生までなんだけれど、ネットで注目しているのはそれ以上の大きいお友だちばかりのよう。Webサーバーがアクセス過多で時折表示に失敗するほどの人気だ。秋には男性の先生を集めたコンテストも開催されるようなのでお楽しみに。
■ ありふれた操作で驚きの結果! ペイントツールの新しい利用法
Windowsには、「メモ帳」や「電卓」、「ワードパッド」などのツールが最初からインストールされている。高機能な市販のソフトにはかなわないけれど、案外便利で重宝する。ネットでは時折、このツールの斬新な使用法が開発され、広く伝わることがある。「しーぶろ」で、結果にびっくりする手順が公開されていた。元ネタは2ちゃんねるの投稿らしい。スタートメニューの「アクセサリー」から「ペイント」を起動する。大きめのテキスト枠を作成しておいて、そこに数字の並んだ文字列を数行コピペする。テキスト枠を確定した後、おもむろに背景を塗りつぶすのだ。結果があまりにもすばらしいので、自分でも文字列を作ってみたいんだけれど、これがなかなか面倒なのが残念なところだ。
【2005/07/26】
■ ホリエモンのフジテレビの番組出演で、ライブドアの株価急上昇
23日、ライブドアの堀江貴文社長がフジテレビのバラエティ番組に出演していた。ニッポン放送買収騒動以降、バラエティから姿を消して、ニュースやワイドショーの取材対象に役割が変わってしまっていた。フジの毎年恒例のお祭り番組「25時間テレビ」で5カ月ぶりの復帰となったわけだ。この番組であの細木数子さんに「今後、株価が5倍になる」といわれたのだった。すると、週明けからライブドアの株価が急上昇。「Yahoo!ニュース」によれば、「市場でもかつてない異例の出来事」なんだそうだ。 25日に引き続き、今日26日も上昇し続け、終値は470円になった。 2日でなんと9%近く上がったことになる。まるでホリエモンのテレビ出演を祝うかのようだから、こういうのも「ご祝儀相場」というのだろうか。もっとも、長期的に見ると、5月以降のライブドアの株価は順調な上昇基調だったようなので、株に詳しい人にしてみれば「想定の範囲内」といったところだろう。
■ 懐かしい「カセットテープ」画像が満載の、ロシアのWebサイト
音楽を聴くのに、最近はMDともすっかりご無沙汰で、MP3プレーヤーばっかり使っている。筆者はこの間、部屋の掃除をしていたら、押し入れからごっそりとカセットテープが出現して、その懐かしい形にしばし見入ってしまった。「NOT WILD STYLE」で、「Project C-90」という海外Webサイトを紹介していた。さまざまなメーカーの膨大な種類のカセットテープを、ひたすら紹介しているサイトだ。カセットを1つ1つ、実に丁寧に撮影してあるのにも驚く。かつて日本の電気店の店先に並んでいたカセットも、結構な割合で出てくる。アルミダイキャスト製フレームとスケルトンシェルを組み合わせた、TDKの高級モデル「MA-R」なんてモデルもちゃんと載っていて、手のひらにずっしり重い感じがよみがえってきた。日本ではあまり見かけることはなかったAGFA製や3M製もあって、パッケージを開けると漂ってくる、日本製品とはだいぶ違った独特のにおいを思い出してしまった。Webサイトには高品位な画像が満載だから、高速な回線と強力なPCでないと閲覧がつらいかもしれない。
【2005/07/25】
■ アフリカ・ウガンダのネット接続環境を支える、人力自転車発電
今時なら、家庭にブロードバンド接続されたPCぐらいあるのは当たり前のことだ。とはいえ、こんな恵まれた状況にある日本は、少々特殊なんだろう。スラッシュドットによれば、非営利組織のInveneoが、アフリカのウガンダ西部で、ネット接続できるシステムを稼働させたそうだ。データ回線は無線で確保しているんだけれど、問題はその電源だ。この地域ではまだ電気も満足に供給されてないから、太陽光発電と、補助として自転車での発電を組み合わせているらしい。こんな厳しい環境でも何とかしてネットにつないでやろうとする熱意は、感動的だ。スラッシュドットへの投稿によれば、健康な人なら最低でも140Wは自転車で発電できるとのこと。「エクササイズ」と称して、やせるための運動を無意味に繰り返している筆者などは、資源の無駄遣いが甚だしいのです。
■ 松沢知事のブログに、ゲーム規制の説明を求めてファンが殺到
神奈川県知事の松沢成文氏が開設しているブログが大変な盛況だ。最新の記事には現在、約1,500件と膨大な数のコメントが付いているのだ。もっとも、松沢知事を支持する発言はほとんどなく、大部分が規制を非難する内容のようだ。神奈川県はここ最近の暴力ゲームソフト規制の口火を切ったことでゲーム愛好家には知られている。有害図書指定により規制した理由が、「わいせつ」ではなく「残虐シーン」だったこともあって、説明を求めるゲームファンがブログに殺到する事態となった。「横浜ブログ」では、ゲーム規制に関して神奈川県の青少年課と電話でのやりとりを掲載している。これがなかなかむちゃな内容なのだ。青少年課は「データとか、そんなものはない」「しかし、それは誰しも正しいと思うはずだ」「すべての人の賛同を得られるものだと思っている」と、ゲームと暴力事件発生の具体的な因果関係については回答していない。横並び規制と思えなくもない規制が一部自治体にも広がる中で、ゲームユーザーとしては、具体的な理由を求めていると思うのだが……。
【2005/07/22】
■ 次期Windowsの名称は「Windows Vista」!? 米国時間22日朝6時に正式発表か
2006年中のリリースを目指して開発が進められている次世代Windows、コードネーム「Longhorn」の正式名称がMicrosoftから発表になるという。米ニュースサイトeWeek.comによれば正式名称は「Windows Vista」。同じくActivewinによると米国時間22日6時に正式に発表されるという。開発者向けポータルサイトMSDNのニュースグループでも、Longhornの正式名称がトピックになっていて、Vistaも話題になっていた。このほかに「Windows XP SP3」「Windows Zen」「Windows Xtra」「Windows GTO」などを予想する声もあり、個人的には「Windows Revolution 2006」なんか勢いがあっていいなぁと思ってしまった。いずれにせよMicrosoftからの発表を楽しみに待とう。
(編集部)
■ ブログで「本日、妻と離婚しました」~藤田社長、奥菜恵と離婚報告
サイバーエージェント藤田社長は22日、つまり本日、「渋谷ではたらく社長のblog」で奥菜恵と離婚したことを報告。記事の公開時間は16:56で、この影響か、現在サイバーエージェントの運営するアメーバブログがアクセス集中により、アクセス困難になっている。記事は「離婚」というタイトルで、「本日、妻と離婚しました。」との記述が。梨元勝氏のブログ「ブログで恐縮です!」の15日付けの記事「気まずいエレベーターの中」では、藤田社長の愛人疑惑は事実ではないという記述があったりして、いろいろあったのかもしれない。第三者には関係ないプライベートな問題ではありますが、芸能マスコミが大騒ぎになるのは間違いないだろう。ITベンチャーを目指す若者に、100億円よりもわかりやすいリアルな夢を見せてくれた藤田社長にエールを送りたい。これからしばらく大変だと思いますが、がんばってください。
(編集部)
■ ひとことカードの生協職員「白石さん」に講談社Webが突撃取材
「白石さん」といえば、ネットでは東京農工大学生協の職員の白石さんのことだ。白石さんが回答する、手書きの「ひとことカード」の画像が3月ごろにネットで公開されてから人気がブレイクした。ネット的には白石さんの性別や年齢が謎だったので、mixiの「白石さん」コミュニティでアンケートを採らせていただいた(管理人さん、コミュの皆さんありがとうございました)。その結果、コミュ内の多数決では「40歳代前半の男性」とほぼ決定したところだ。ネット上では相変わらず想像上の人物から脱していなかったわけだけれど、講談社のサイト「MouRa」で、なんと生の白石さんに取材しているのだ。いままで、大学の関係者以外は知ることがなかった生の姿が、はるか遠景の後ろ姿ではあるんだけれど、とうとう見ることができるようになった。もっとも「知らずに想像しているのが楽しかった」なんて声もあるかもしれませんが。
■ 浜松名物「夜のお菓子うなぎパイ」CMソング「体操」動画公開中
28日の「土用の丑の日」までもうまもなくだけれど、今年はうなぎの値段がとても高いらしい。養殖のために捕獲する稚魚の量が少なくなっているのが原因だそうだ。筆者は願掛けのために、ここ数年うなぎ断ちをしているので個人的には関係ないんだけれど、「絶滅の心配」なんて恐ろしい記事もあるからさすがに不安になる。大丈夫なんだろうか。さて、うなぎといえば、静岡県浜松市をまず思い出す。その浜松のおみやげといえば、「夜のお菓子」のキャッチフレーズが有名な春華堂の「うなぎパイ」だ。「TECHSIDE.NET」によれば、うなぎパイのCMソング「うなぎのじゅもん」が完成したそうだ。作詞・作曲は、銀行員時代に浜松支店の支店長だったという、あの小椋佳さん。曲の公式サイトでは、姉妹ユニット「アルゴ」による「うなぎのじゅもん体操」の動画も観られる。自己啓発風の前向き歌詞の「じゅもん」で、来年は豊漁も期待できるか?
【2005/07/21】
■ 2ちゃんねるのスタッフ「削除人」になりたい~はてなで質問
2ちゃんねるでは時折、「あぼーん」とだけある投稿を見かける。電話番号や、意味のない長文など、スレッドに悪影響を及ぼしそうな内容が削除されたあとだ。聞くところによれば、2ちゃんねるのスタッフには、ひろゆきさんを頂点とするヒエラルキーがあり、その階層の1つに「削除人」があるそうだ。ネットには、「削除人リスト」と称する怪文書がメールで出回ったりもしている。氏名に勤務先や住所が付記され、列挙されている。情報が正しいのかどうかはわからないのだけれど、こんなリストが出回ってしまうのは、2ちゃんねるの裏方に興味を持つ人は多いということなのだろう。「はてな」に、2ちゃんねるの削除人になる方法についての質問が投稿されていた。興味深い回答があって面白いのだけれど、強引にまとめてしまえば「なかなかなれるものではない」ということになる。
■ 見慣れたあのロゴが、今日から「さる」にしか見えなくなる画像
挫折の様子を描いた「orz」はAAの傑作だ。アルファベット3文字が、いまではもう、四つんばいになって頭をうなだれている人物にしか見えない。「ニュー速VIPのメモ」によれば、最近は土下座を表わす「osz」なんてのも出てきているようだ。筆者は「関」という漢字が、もと朝潮関の高砂親方の顔に見えて仕方がない。「韮」とか「羊」はシーモンキーの泳ぐ姿に見える。一度そう見えてしまうと、文字を見かけるたびに新しい意味を思い出してしまい、ついにやけてしまうので、端から見るとたぶん不気味だ。「pya!」で、面白い画像を紹介していた。街で頻繁に見かける、見慣れた「TU-KA」のロゴを縦にすると、ひらがなで縦書きの「さる」に見えてしまうのだ。画像では微妙に手を加えてあるのがずるいといえばずるいのだけれど、この画像の作者さんにはたぶん、加工なしでそう見えちゃったんだろう。
【2005/07/20】
■ 史上最強の悪役キャラも萌え系に……「だーすべいだーの日記」
超大作映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」。日本でも公開になってからもうしばらく経つが、さいたまのシネコンではスクリーンを3つも独占して上映中で、いまも観客が大勢詰めかけているようだ。スター・ウォーズシリーズの最終作になりそうなんだけれど、ジョージ・ルーカス監督はDVDなどの普及の影響で「大作映画はもう作らない」なんて悲しいことも言っていて、そんなところからも節目の作品となりそうだ。さて、スター・ウォーズといえば誰でも真っ先に思い浮かべるのは、エピソード4から6にかけて活躍するキャラクター「ダースベイダー」だろう。この世紀の悪役が萌え系キャラになって登場するパロディマンガ「だーすべいだーの日記」があちこちのWebサイトで紹介されていた。「こーほー」「こーほー」と、あの呼吸の音をさせつつ、家族との日常をつづる様子が描かれている。 Webサイトには「ネタバレはありませんが」とあるんだけれど、エピソード3を観てからのほうが安全だろう。
■ ダイキンの「ぴちょんくん」グッズが当たるキャンペーン実施中
エアコンのダイキン工業が、Webで夏のキャンペーン企画を告知しまくりだ。今日20日から募集が始まったのが、「ぴちょんくんサマーグッズキャンペーン」の第2弾。人気のキャラクター「ぴちょんくん」をあしらった、特製ウクレレやアロハ親子セットなどが抽選で当たる。エアコンに関する簡単なクイズに答えなくてはならないんだけれど、「エアコンのなぜ」のページで勉強すればわかるようになっている。応募の締め切りは8月31日だ。また、「ひろみちお兄さんのぴちょんくん体操コンテスト」も募集している。ぴちょんくん体操を撮影したビデオでエントリーすると、ハワイへの家族旅行などが賞品でもらえる。体操のお手本動画が収録してあるDVDは、郵送料のみで手に入る。ちなみに、ダイキンのWebサイトはほかのページもなかなか充実していて面白い。なかでも、統計で天気を予測する「お天気カレンダー」は、妙に当たるので活用できる。
【2005/07/19】
■ 8円の手持ち花火1本から注文可能な、花火専門の通販サイト
夏がようやくやってきた。蒸し暑いのはつらいけれど、夏ならではの楽しみもたくさんやってくる。「ネットで花火の販売を開始しました」とのメールを「花火屋アスペン」からいただいたので、店長の矢野さんに電話でお話を伺ってみた。もともと、100円ショップの卸を手がけているそうだ。でも、扱う品物の値段が限定されてしまうことに満足できなくなって、ネット通販を手がけてみたとのこと。店長のざっくばらんな雰囲気が電話から伝わってきたので、筆者は調子に乗ってどれがお得なのか尋ねてみると、「バラです」と即答されてしまった。コンビニで見かけるようなセットはあんまり得ではないらしい。「8円の手持ち花火1本の注文でも大丈夫」と強調する一方、「ひとり分2,000円から3,000円ぐらいは買わないと満足できないですよ」とも促すところがさすがだ。とはいえ、540種以上の中から選ぶのは大変だから、まずは2種類ある「お試しセット」(これはバラで買い集めるのと同じ値段)が手軽でいい。
■ 「高橋メソッド」は速読に有効? スタンフォード大の類似研究
あちこちで見かける「速読」の広告。いまは文字情報があふれているから、大量のテキストを短時間で読む技術が必要とされているのだろう。実は筆者もずいぶん前にその方面の本を何冊か買って、速読を試してみたことがあった。練習すれば確かに、簡単に2倍ぐらいの速度で読めるようになる。さらに訓練すると頭の中でテキストを音声化しなくなって、文字からいきなりイメージが湧いてくるという、非常に気持ち悪い体験ができるのだ。「ElephantLogic30」で、米スタンフォード大学での研究を紹介していた。携帯電話の小さい画面に短い間隔で、英語の単語ごとに表示していくと、テキストを高速で読めるらしい。もうおわかりの通り、いまではすっかりおなじみのプレゼン手法「高橋メソッド」そっくりの表示方法なのだ。脳内で音声化しないで文章を読むことができる人なら、毎分1,000語の英単語が読めるようだ。
【2005/07/15】
■ 鳥や草もハイテクで……野外で使いたくなる検索サービス2種
2ちゃんねるへの投稿が荒れはじめると、そろそろ夏休みの季節だ。夏休み、時間をもてあまして仕方がないというおともだち向けに、役に立ちそうなものを2つ紹介しておこう。まず、植物図鑑を携帯電話で検索可能なサービス「はなせんせ」だ。植物園や公園などで、木や草花の名札からその場で詳細な情報が得られるのだ。なぜかキノコ類は検索できなかったけれど、コケ、シダあたりなら豊富に項目が出現した。「古今東西製品情報」では、鳥の鳴き声から種類が特定できる米国製のハイテクマシン「Song Sleuthr」が紹介されていた。内蔵のソフトウェアが北米大陸の地域によってカスタマイズされているようで、日本に持ってきてそのまま使えるわけではなさそうなのがちょっと残念。価格が489.95ドル(約55,000円)とちょっとお高めだし、自腹で米国に行ける大きいおともだち向けかもしれない。
■ 今年も変わらない、ビクターの甲子園ポスターキャンペーン
かつて圧倒的な高視聴率を誇った巨人戦のテレビ中継も、最近ではなんと6%という低い数字になっているらしい。Yahoo!ニュースによれば、関東地区ではテレビ東京の旅番組にも負けているようで、数年前にはとても考えられなかった事態だ。とはいえ、ネットなどを見ている限り、プロ野球全体の人気が落ちたわけではなさそうだから、巨人への一極集中の状態から変化しているだけなのだろう。プロ野球はさておき、そろそろ高校野球が熱くなってくる時期だ。恒例のビクターの甲子園ポスターは、今年も変わらず電気店の店先を飾る。公式Webサイトでは14日からポスターの画像が公開されている。今年のキャラクターは戸田恵梨香さんだ。また、1984年からの歴代ポスターの画像もあるので、ノリピーの懐かしい笑顔に萌えるのもまたよろしいかと。
【2005/07/14】
■ PC購入時、「女の子にモテる」を基準に選択する新しい視点
数年前、公衆無線LANスポットサービスが始まったばかりの頃。無線LANサービスを提供しているハンバーガー屋さんの店内で見かけたノートPCは、グレーや黒はあまり見かけず、白い「iBook」が圧倒的多数だったのに驚いた記憶がある。そのときは無線LANを内蔵しているためかなとも思ったんだけれど、最近でも喫茶店などで見かけるのは白いマシンばかりという印象がある。街中でiBookを見かける率が、市場シェアよりずっと高いというこの現象は、謎だ。さて、「ワラタ2ッキ」で、1年半ほど前の2ちゃんねるの投稿を紹介していた。もとは独身男性板での出来事らしい。「パソコン買い換えたいんだけど」「どこのパソコンが一番女の子にモテますかね?」との質問に、数人が答えている。 PCを「モテたい」という視点から選ぶ発想は新鮮だ。ほかにも、「美しく見えるPC」とか「就職に有利なPC」とかいろいろありそうだ。
■ 外観がまるで古い小型テレビの、ドイツ製iPod専用真空管アンプ
iPod専用の真空管アンプを、以前当欄で紹介した。iPodと真空管は、ビジュアルがなぜかよく似合う。最新の機器と、いまでは廃れかけた部品の組み合わせがどうしてこうしっくり来てしまうのか、面白いものだ。「猫手企画@新聞屋」で、真空管アンプを紹介している。今度はドイツ製だ。つやのある白で塗装された、カーブのついた外観のアンプは、古めかしい小型テレビを2台並べたように見える。スペックとしては、ライン入力のみの単なるオーディオアンプだ。 iPodを差し込むような機構もなく、ただ並べて置くだけなんだけれど、並べてしまえばもうiPod専用にしか見えない。日本から注文できそうなんだけれど、価格は不明。ドイツ国内で注文した場合は3,200ユーロ(約43万円)だ。
【2005/07/13】
■ livedoor Blogのリンクに「挟むページ」出現、オーナー反発
少し前から、「livedoor 未来検索」の検索結果をクリックすると、「別のサイトにジャンプしようとしています。よろしければ上記のリンクをクリックしてください」というページが表示されるようになった。ページ挿入にはいろいろ理由はあるんだろうけれど、過去に閲覧済みのリンクでも、Webブラウザで色が変化しなくなってしまうために、残念ながらとても使いにくくなってしまった。最近、このページが「livedoor Blog」でも出現するようになり、ブログオーナーの皆さんが反発している。ライブドア側からは、ワンクリック詐欺などの不正なリンクをブログの読者がクリックしてしまうのを防ぐのが目的のページだという説明があった。ただ、ワンクッション入ることで、読者が目的のページに到達しにくくなるのは確実だ。ブログオーナーからしてみれば、アフィリエイトなどのリンクに余計なページを入れて欲しくはないだろう。なお、ページが出現するのは無料版のブログ。有料の「livedoor Blog PRO」では現われないように変更されている。
■ ドメイン登録事業者が、ユーザー間の譲渡仲介サービスを開始
以前、ドメイン名のリサイクルを仲介するWebサービスを当欄で紹介した。取得したものの、利用するあてがなくなったドメイン名を、オークション形式で金額を決められるサービスだ。ただ、Webサイトのオーナー氏がドメイン登録事業者とは無関係だったためか、ドメイン名の出品がなかなか集まらずに苦労していたようだった。7月から、ドメイン登録事業者のバリュードメインが、全く同様のサービス「ドメインオークション(ベータ版)」を開始している。現在、200件以上の出品があって、入札も活発だ。Webサイトに貼り付けると目立ちそうなドメインもちらほらと。出品可能なのはバリュードメインで取得したドメイン名だけで、バリュードメインのユーザーでないと入札に参加できないのだけれど、手数料は無料なのがいい。
【2005/07/12】
■ バカ、宇宙へ……あの「借力」で新企画「バカ宇宙地図」開始
書籍にもなったWebコンテンツ「バカ日本地図」で有名な「借力」で、新企画が登場している。「バカ宇宙地図」だ。多くのバカが思い描いたものを統合して、宇宙空間の想像図を作り上げる。あまり「バカ」を連呼すると「バカにしてるのか!」と怒る人が出てきそうなので、ここで「借力」での「バカ」を筆者なりに解釈しておこう。常識的な、事実とされている情報はもちろん知っていても、無意識レベルでは「違う! それは違う!」と感じているのだ。この知性と分離した心の叫びを、多くの人からかき集めてグラフィックで表現したのが、「借力」のバカシリーズではないかと思う。たいした知性もない筆者がこういう解説をするのはバカの極みだけれど、つまり、脳みそを自由にして参加する高度な遊びなのだ。
■ 渋谷に、家庭用プラネタリウム「ホームスター」デモスペース
画期的なプラネタリウム「メガスター」の家庭版「ホームスター」の、発売予定が7月下旬から8月にずれ込んでいる。ブログなどでは一時期、発売延期についての怒りや嘆きを見かけた。ホームスターの到着を待ちこがれている人は多いのだ。そんな中、タワーレコード渋谷店に、20日からホームスターの投影デモスペースがオープンする。人気音楽バンドの「BUMP OF CHICKEN」とのコラボレーションモデルの発売に関連して実施されるものだ。ニューシングル「プラネタリウム」を聴きながらホームスターの投影を楽しめるようだ。予約してあっても待ちきれない人には朗報だろう。また、コラボモデルは限定120台、同店で販売される。こちらの方もあっという間に売り切れそうだ。価格は20,790円で、20日から予約を受け付ける。
【2005/07/11】
■ 2ちゃんねる発祥の言葉「ぬるぽ」を屋号にした、西川口のお店
2ちゃんねるではいろんな新語が生まれている。そのなかで、プログラマー板から誕生したのが「ぬるぽ」だ。 Java環境でプログラムを動作させた時に、バグなどで唐突に発生する不具合のひとつに「NullPointerException」があって、この略語が「ぬるぽ」だ。なぜか、アスキーアートのキャラクター「モナー」が唐突に出現して「ぬるぽ」というと、すかさずハンマーで「ガッ」とぶん殴るキャラが登場する、掛け合いがお約束になって現在に至る。「ぬるぽ」という言葉の音が、なんとなくセクシーだなと筆者は思っていたんだけれど、「インターネットよろずニュース」を見てびっくりしてしまった。なんと、埼玉の西川口に、「ぬるぽ」を屋号にしたお店が開店したそうだ。 このお店にはWebサイトもあって、2ちゃんねるのAAキャラが満載だ。電話してみたら、背景にアップテンポの曲が大音量で流れる中、若いお兄さんが独特の口調で、営業中だと教えてくれた。なお、JR西川口駅周辺といえば、風俗営業のお店が軒を連ねる場所として有名。「ぬるぽ」も風俗店のため、サイトは18歳未満閲覧禁止なのでご注意ください。
■ 聖地アキバに超ミニのセクシー系お姉さん登場。アニソンを歌う
聖地アキバは基本的に、男性向けの街だろう。アマチュア無線、電子工作、PC、そして最近はアニメやフィギュア、メイド喫茶と、アキバに集まる皆さんの趣味の指向性は時代ごとにだいぶ変化している。けれども、外見の変化はあまりなかった。一方、この街に現われる女性の皆さんに目を向ければ、男性とは全く比べものにならない多様ないでたちだ。駅前のキャンギャルから始まって、アニメキャラをコスプレする皆さん、メイド喫茶のお姉さん方など、ほかの街ではなかなか見られないコスチュームの女の子ばかりだ。「萌えよ!アキバ人ブログ」によると、この日曜日の歩行者天国で、セクシー系のお姉さんがマイク片手にアニメソングを歌いまくる姿があったそうだ。掲載されている画像には、痩せている、というより、厚みが薄いといった方がしっくりくるような身体に、赤い超ミニのスカートをまとった姿が写っている。 6月26日にも登場していたようで、この日は短すぎのホットパンツに素足だったもよう。
【2005/07/08】
■ “メールを消す必要がない”Gmailに、削除ボタンを追加する
Googleの大容量メールサービス「Gmail」。筆者は以前からメールマガジンを購読しまくっているんだけれど、Gmailで受信すれば、Googleゆずりの検索能力で最新の情報がすぐに発見できてとても便利だ。大容量のGmailは、トップページでも「削除は不要」と謳っているほどで、そのためか、メールを削除するのにはやや煩雑な操作になっている。でも、ひとにはいろんな事情があるから、瞬時に消し去りたいメールを頻繁に受信することだってある。「Gmail Maniacs」で、クリック1つでメールを削除できるボタンを追加する方法を紹介していた。 Webページをユーザー側で改変するソフトウェア「Greasemonkey」を使うから、「Firefox」専用の手法となる。GreasemonkeyとスクリプトをFirefoxにインストールすれば、画面に「Delete」ボタンが現われる。大変便利だが、勝手にGmailの画面を変更するわけなので、興味のある方は自己責任でお試しください。
■ すぐ完売……10万円液晶テレビの人気予測出来なかったイオン
イオングループが8日、32V型液晶テレビを1万台限定で10万円という破格の値段をつけ販売した。地上デジタル放送のチューナーは内蔵していないものの、1,366×768ドットの解像度で、アナログ接続ながらPCにも使える。10万円という価格を考えるととても魅力的な製品だ。ネットでは8日午前1時から100台分の販売が始まった。筆者もサイトにアクセスしてみたんだけれど、アクセスが殺到していたようで、サイトの反応は悪く、申し込みのフォームまでたどり着くことすらできなかった。製品にこれだけ魅力があれば当然の、予想通りの展開だったのだけれど、イオンのトップページには現在、「予測を大幅に上回るアクセスが集中いたしました」と掲示されている。ジャスコやサティなどの店頭でもすでに完売しているのに、テレビでは今日CFが流れていて、イオンがサイトに掲載した説明によれば、放送を中止することができないそうだ。アクセス集中くらいは十分予想できそうなものだという気もするが、その見込みをはるかに超えたということだろうけれど、受付開始を待っていて買えなかったユーザーには、ちょっと残念な結果となった。
【2005/07/07】
■ 公開直前記念!? ライトセーバーを思う存分振り回せるサイト
今週末に公開となる、「スターウォーズ エピソード3/シスの復讐」。驚異的な人気のために、先行、先々行上映の時にも、映画館のネット予約はアクセス殺到して不安定になりまくりだった。さて、スターウォーズを観ていると絶対に欲しくなってくるものが「ライトセーバー」だ。いうまでもなく、現実には存在しない武器で、画像の合成で作り上げられた小道具だ。でも、普段の生活でいろいろあってムシャクシャしたときなど、ライトセーバーを振り回せればどれだけいいかと夢想してしまったりする。原寸大の光る模型が販売されているのだけれど、ここはひとつ、Webブラウザで気軽にライトセーバーを楽しんで欲しい。マウスを画面上で振り回すと、あの「ブゥーン」という音とともに、光る棒が残像を曳きながら動き回る。それだけのことではあるんだけれど、取り憑かれたようにブンブン動かしまくって、10分ぐらいはあっという間に経ってしまうから注意したい。このWebサイト「くだらないFlash」にはほかにも、そんな麻薬的なFlashコンテンツがいくつかあっておすすめだ。
■ 映画「ガメラ」エキストラ出演権がヤフオクに出品~現在12万円超
映画やテレビドラマで、「エキストラ」と呼ばれる、画面の背景にいる大勢の人たち。これをきっかけにスターに出世していくこともあるためか、ハリウッド製の大作映画で群衆シーンに登場するひとりひとりがきっちり演技をしていて驚くことがある。日本では最近、エキストラの募集を、メールマガジンなどで行うことが多くなり、ネットを巡っていると告知を頻繁に見かける。「自動ニュース作成F」で、新作の「ガメラ」映画にエキストラとして出演する権利が、ヤフオクにチャリティーオークションとして出品されているのを知った。公式Webサイトには「一番目立つエキストラ出演の権利」と書いてあり、出品ページの説明によれば、落札者に合わせて役を選定してもらえるそうだ。価格は1円から開始されていて、3日ほど経過した現在は126,000円となかなかの高額になっている。はたして金額に見合うぐらい、映画の中で目立つことができるのか。締め切りは10日21時52分だ。
【2005/07/06】
■ あの「ローマの一番よい三流のホテル」サイトがいまも修正なし
イタリア・ローマにあるという「Turner Hotel」のWebサイト。ホテルに関する説明が、イタリア語のほか、英語やフランス語など、7カ国語で作られている。日本語もあるのだけれど、クリックしてページを開けてみるとさっそく「Turnerホテルは三流のホテルです。ローマのセンタに建ててやりました」とものすごい文章が飛び出てくる。これ、実をいえばずいぶん前から、誤訳のWebサイトとして有名なのだ。調べてみると、2000年にはすでに現在と全く同じテキストが掲載されていて、そのあと全く手を加えている様子はなかった。2ちゃんねるの投稿には、「宣伝のために敢えて放置しているらしい」なんて記述もあった。ネットで、ターナーホテルに泊まったというレポートを探してみたんだけれど、残念ながら見つけられなかった。ホントに実在するホテルなんだろうか。
■ ドイツ海軍の古着から出たメモを翻訳して「夢がひろがりんぐ」
「煙いブログ」で、今日未明に2ちゃんねるのニュース速報VIP板であったやりとりを紹介していた。午前1時過ぎのこと、「ドイツ語の読めるやつちょっと来い」というスレッドが開設された。ドイツ海軍のコートの古着を以前購入したそうで、そのポケットから出てきたメモ書きを翻訳してほしい、と依頼するスレッドだった。画像を見ると、くしゃくしゃの2枚のクラフト紙に、筆記体でドイツ語らしい文章が書き連ねてある。スレッドの開設者は、大学でドイツ語の授業を受けているという。2ちゃんねるのことだから、それっぽいウソの翻訳なんかも混じりつつ、また本職の翻訳家の投稿らしいものもあったりして、行きつ戻りつ、翻訳作業は進行していった。コートそのものの検証や、元の持ち主がどんな人物なのかも推測して、メモが書かれた背景がどんどん明らかになっていく。たった2枚のメモ書きから、想像を「広がりんぐ」させまくった皆さん、明け方の6時前には見事に翻訳に成功していた。
【2005/07/05】
■ 全米が泣いた!? あの水野晴郎先生が「列車男」になりきる画像
映画評論の大御所、水野晴郎さんの公式Webサイト「水野晴郎ドットコム」トップページに、謎の「列車男」の写真が掲載されている。水野晴郎さんといえば、大人気の映画「シベリア超特急(シベ超)」シリーズを製作している。 Wikipediaによれば、本シリーズは「日本を代表するB級映画と呼ばれている」そうだ。「列車男」をあえて念を押して解説しておくと、シベ超の「列車」にあの「電車男」を引っかけたパロディネタというわけだ。 7月1日に東京・池袋の新文芸座で開催されたイベント「日本映画批評家大賞特別授賞式&シベ超祭り」で、水野先生はこの扮装をして登場したそうだ。「Hagex-day.info」に当日のレポートがあって、ステージ上ではずっとうつむいたままで相当不気味だっただったらしい。ちなみに水野先生、19日に74歳になるそうだ。
■ 2ちゃんねるで「原始人」に技術を教えて、現代の知識を実感する
「2ちゃんねるの方舟 Reloaded」で、「原始人に技術を教えるスレ まとめサイト」を紹介していた。なぜか2ちゃんねるに現れた原始人に、いろいろな知識を授ける、という趣旨のスレッドが基になっている。スレッドが始まったのは1月だから、半年ほど淡々と続いている長寿スレだ。原始人は、スレッドへの投稿を読むことができる以外は、現代の技術は全く知らないという前提だ。すべての物体、行為、思考を原始人に合わせて文章で再定義している。たとえば、「絵を描く」だけでも、「絵の具」あたりから定義していかなければならないし、「色の名前」の概念だって考えなければならない。ほとんど丁寧に記述してあるけれど、進行具合によって端折ったり、やや無理矢理な部分もあったりして、そんなあたりも面白く読める。
【2005/07/04】
■ 週にたった1通のメールを受信すれば痩せる! カナダでの研究
この週末に、うまい餃子を何十個も食べてしまった筆者。せっかく体重が減ってきたところだったのに、美食に負けてしまったのがとても悔しい。日本には、手頃な値段でも驚くほどおいしい食べ物がたくさんあるから、ついつい食べ過ぎてしまうのだ。なんとかならないものかと思っていたら、「BOX HEAD ROOM」にメールと体重の面白い関係についての記事があった。カナダでの研究で、2,100人を対象に実験を実施。2つのグループに分け、一方のグループには、健康なライフスタイルを奨励する内容のメールを週に1度、送信したそうだ。すると12週間後、メールを受信したグループは肥満度が下がったそうだ。これに対して、対照群となる受信しなかったグループは肥満度が上がった。なんと、週にたった1通のメールを受け取るだけで痩せるらしいのだ。メールソフトのリマインダーを使って筆者もさっそく実行してみることにしよう。
■ 苦節10年、紛らわしいドメイン名の買収にようやく成功した会社
有名な商標そっくりのドメイン名を無関係な第三者が取得して、間違えてアクセスする人たちのトラフィックをアダルトサイトなどに流し込む、ということが以前はよく行なわれていた。しばらく前から、紛争の裁定では、商標を所有する会社が有利な流れとなったことから、ニュースで取り上げられる機会も少なくなった。そんな中では今時珍しいドメイン名移転の話題が「ABC振興会」で取り上げられていた。米ノースキャロライナ州に本拠地があるレストランチェーンが、苦節10年の末、ようやくドメイン名の買収に成功したそうだ。以前はきれいなお姉さんが満載のアダルトサイトだったものが、いまはバーベキュー・レストランを紹介するWebサイトに転送されるようになっている。そのチェーンの名前は、「スティッキー・フィンガーズ」。リブ付きの肉が自慢の店で、手づかみで食べるから「べとべとの指」になるところから命名されたようだ。
【2005/07/01】
■ 禁じられた本への書き込みが、自由に出来る古書店があった
ネットが普及する前と比べて、いまは便利になったものは多いけれど、中でも古書の入手に関しては革命的といっていいぐらい、ネットの恩恵を被っている。少部数しか出回ってない絶版本も、アマゾンや楽天、あるいは全国にある古書店の独自Webサイトを巡れば比較的容易に入手できる。でも筆者は、古書は買っても自分の蔵書を売ったことがない。傍線やらメモ書きやら、書き込みをめいっぱいしてしまうため、古書として商品価値がない上、書いたものを手放すのがもったいなくなってしまうからだ。
「デイリーポータルZ」で、「古本に自由に書き込みができる本屋」というイベントを紹介していた。 29日まで東京・恵比寿のギャラリーで、ネット古書店が主催したものだ。普通の古書店ではもちろん禁じられているはずの書き込みが、20冊ほど並べられた古書にやり放題の状態になっていたそうだ。来場者の中にはかなり長時間粘る人もいたらしい。本を大事にするあまりに書き込みをいやがる人も多いけれど、一度試しに思いっきりやってみては?
■ 「ひたいの入れ墨」広告を売った女性に、スポンサーがクレーム
日本のネットではあまり見かけないんだけれど、米国では、自分の身体を広告メディアとして、ネットで売り出す人が以前から続出している。たとえば、剃った頭に入れ墨で広告文を入れましょう、なんてeBayに出品されたこともあった。話題性があるからニュースで取り上げられたりして、高い広告効果を見込んだ企業がかなりの高額で落札することもあった。
「ABC振興会」によると、ユタ州に住む30歳の女性が、自分のひたいを広告塔として売り出していたそうだ。なんと、入れ墨で広告文を書き込む、という約束で、即決価格は1万ドル(約111万円)だったそうだ。息子の学費にするそうなんだけれど、思い切った行為の割に、金額が安すぎる印象だ。公開されている入れ墨された顔は、正直、筆者には直視できないほど痛々しく感じる。でも、スポンサーの会社は満足してなくて、「もっと色を使ってハデにして欲しい」とクレームをつけているそうだ……。
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