【2007/03/23】
■ スパムメールがどれだけ無駄か、実感できるアート作品
2ちゃんねるなどで頻繁に見かける巨大なアスキーアート。重大な事件やテレビドラマなどに登場してスレッドで話題を集めた人物でも、その数十分後には、特徴を捉えたアスキーアートが作成されるのだからすばらしい。一度出来上がったアスキーアートは、話題にあわせてコピーアンドペーストされて、ネットに広く拡散していく。ただ、これもネットならではのもので、印刷物でこれほど頻繁に複製されたら、紙がもったいない気分になってくるだろう。ましてや、大量に届いてもすぐ消去されてしまうだけのスパムメールが、紙に印刷されていたらたまったものではない。「SLN:blog*」で紹介されていたインスタレーションアート「Spamtrap」が興味深い。おとりのメールアドレスでかき集めたスパムを、プリンターでいったん印刷したあと、すぐに電動シュレッダーで粉々にする作品だ。どれだけ無駄なことなのか、一目で実感できてしまう。
めたるまん(山崎一幸)
■ フライング気味のエイプリルフール? 「還元水」広告が人気
日本のネット界をあげて行なわれる、年に一度のお祭り「エイプリルフール」まであとわずかだ。フランス発祥のこの行事、海外ではかなり紛らわしいウソも、新聞やテレビに載ったりする。でも日本では、お約束がわからず空気が読めない、頭の固い読者がつい本気にしてしまうため、ウソ記事を載せるのはなかなか難しいようだ。ネットユーザーの皆さんは、ふだんから紛らわしい情報に触れているということもあるのか、エイプリルフールの楽しみ方をとてもよく知ってらっしゃるから、ネットでエイプリルフールが盛り上がるのだろう。さて、4月1日に正式公開するとうたっているサイト「毒天」にある、現在唯一のコンテンツがはてなブックマークで大人気になっていた。今なぜフライングで公開されているのか、ちょっと確かめようがないのだけれど、とりあえずページの中身はおもしろい。よくできた「ナントカ還元水」の広告なのだ。あの偉い人の発言も4月1日だったら許してあげられた?
めたるまん(山崎一幸)
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