【2007/04/05】
■ 1分間でたちどころに盗聴……104ビットWEPに新解読法
家庭でも当たり前に使われるようになった無線LAN。筆者のように、20年前に自宅の配管工事を済ませておいて、ネット社会の到来を待ちわびるような変わり者はあんまりいないはずだから、工事なしでもネット接続が容易に実現できる無線LANは大事な技術だ。その無線LANも、予想外に飛んでいく電波を使っているものだから、盗聴や不正アクセスの危険にいつもさらされている。だから、電波に乗るデータには暗号化を施して、悪意を持った他者の介入を防いでいるわけだ。「スラッシュドット」によると、104ビットWEPで暗号化されたパケットをたちどころに解読できてしまう技術が開発されたそうだ。約1分間パケットを受信すれば、旧式のノートPC程度のマシンでも、ほんの一瞬で復号化できてしまうらしい。以前から、WEPはそれほど信頼されてなかった方式ではある。ただ、「ニンテンドーDS」を接続するためにWEPに設定している家庭は多いはずだ。ご注意されたし。
めたるまん(山崎一幸)
■ 新しくなった「法務省オンライン申請システム」でトラブル発生
衆議院議員の河野太郎さんのメールマガジン「ごまめの歯ぎしり」で知ったのだけれど、4月2日から新しくなった法務省の「オンライン申請システム」が「ぼろぼろ」(河野さん)らしいのだ。申請システムのWebサイトにある「新着情報」によれば、「アクセスが集中しており、つながりにくい状態が生じております」とのことだ。新しいサイトがオープンするときにはありがちといえばありがちなトラブルではある。ただこれは、一般人が一斉に押し寄せるようなものではなくて、主に行政書士などその道のプロが使うものだろうから、アクセス量の予測が事前にできてなかったのが謎だ。また、「泉谷総合事務所」のブログでは、ファイル名が「半角英数字」でないと受け付けられない点にもとまどっている様子が書かれていた。プロも使い方に迷ってしまうなんて、このシステムは大丈夫なんだろうか。
めたるまん(山崎一幸)
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