【2007/06/20】
■ 1クリックで笑える俳句が出てくる「俳句自動作成マシン」
日本画によくある絵の余白は美しい。決められた面積がみっしりと塗りつぶされていないで、まだ手を入れられそうな部分がたくさんあっても、見る人の想像力で補完されるのだ。文章でも、名文家が書けば行間に広大な世界が広がる。俳句は、その余白を楽しむ究極の文芸だろう。たった17文字で作られる余白だらけのテキストから、大きな世界があふれ出てくる。はてなブックマークで知ったのだけれど、1クリックで俳句を作ってくれる「俳句自動作成マシン」があった。このマシンが作り出す五・七・五のそれぞれの言葉には関連性がまったくなさそうなんだけど、人間の優れた想像力が勝手に補完して、笑える情景が浮かび上がってくるのだ。クリックし続ければいくらでも笑っていられる、恐ろしいコンテンツだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ ナタリー・ポートマンがかかわる、ハーバード大学の学術論文
ネットで「ソースは?」と尋ねられれば、それはブルドッグソースのことではなく、おたふくソースでもカゴメソースでもなく、情報源のことだ。2ちゃんねるではとりあえずリンクしないといけないからネット上にソースを求め、またウィキペディアでは読売新聞や朝日新聞であってもいずれ消えてしまうWebサイトの記事はソースとして適さないとされる。必要とされるソースの選択も結構面倒なものなのだけれど、それはさておき。ナタリー・ポートマンさんは、「レオン」のマチルダ役でデビューしたあと、「スター・ウォーズ」のアミダラ役や「クローサー」のストリッパー役などで注目されている女優だ。めちゃめちゃ賢い人なのだそうだけれど、それを証明するようなソースがあった。「Mind Hacks」で知ったのだけれど、彼女がかかわった学術論文があるという。2002年に発表された、幼児の前頭葉と視覚知識の関係を調べているようだ。論文の冒頭に本名のNatalie Hershlagと記してある。ハーバード大学のWebサーバーにあるのだから、ソースとしては間違いない。ただし、この論文がどれだけ立派なものなのか、判断するのはたいへんそう。
めたるまん(山崎一幸)
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