【2007/07/25】
■ すぐに売れてしまう、過剰な装飾の品々……末吉晴男時計工房
大正から昭和初期にかけて流行した「看板建築」で建てられた店舗は、いまもあちこちに残っている。裏に回れば木造の伝統的日本家屋なんだけれど、店の正面から見ると洋風でビルのように見える。細部をよく観察すると、当時の腕利きの左官職人がコテをふるった見事な細工がしつらえてあったりする。あの時代の和洋折衷独特の怪しい雰囲気は、古い建物好きにはたまらない魅力があるのだ。さて、はてなブックマークで知ったのが「末吉晴男・手作り時計工房」のWebサイトだ。月に数点しか作られない、一品ものの手作り時計の画像が並べられている。ネットの評判を見て回ったら、これがすぐに売れてしまう人気らしいのだ。時計の文字盤を中心に、真鍮や牛革などで、レトロ風で過剰に装飾してあるのがとてもすてきだ。セイコーやシチズン製のクオーツムーブメントを使用しているそうだから、看板建築に通じるところがありそうだ。引き出しの奥の方にひとつ隠し持っていたいな。
めたるまん(山崎一幸)
■ Wikipediaで、衆議院からのアクセスが丸ごとブロック中
このところ、ブログ界の一部で「匿名」「顕名」の論争が繰り広げられていた。ネット活動でも「匿名」を捨てて「顕名」にすれば、無責任な中傷は減るだろう、という前提があるようだ。確かに顕名にすれば社会生活に直結するから、下手なことをすればペナルティも大きくなるわけだ。もっとも、ペナルティをものともせずにとんでもないことをする人もいるのだ。Wikipediaでは以前、参議院内部にあるPCから繰り返し投稿を受けて、「編集合戦」となったことがあった。2ちゃんねるで知ったのだけれど、6月に衆議院内からのアクセスが問題になっていたようで、現在、衆議院からのアクセスをまるごと、荒らし行為を理由に無期限ブロック中だ。このIPアドレスでは顕名みたいなものだ。
めたるまん(山崎一幸)
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