【2007/08/21】
■ カーナビでは入力不能な“架空住所”も、ネット検索では便利
そろそろ8月も終わり。読者の皆さんは旅行などお済みだろうか。独身男の筆者が旅行に出かけていって困るのは、それなりのホテルや旅館だと泊めてくれないことだ。どこでもたいてい、宿泊できるのはふたりからで、ひとりでは断られてしまう。自殺しそうとか、空気が乱れるとか、何で来るのか意味不明とか、たぶんそういう理由だろう。悲しいことだ。そんな筆者が予約を入れると断られそうな、神奈川県にあるリゾートホテルがオープン以来20年間、架空の住所「葉山町長者ヶ崎」を表記しつづけていたという記事を読んだ。「長者ヶ崎」と呼ばれる風光明媚な岬は葉山町と横須賀市の境に実在するものの、住所としては「神奈川県三浦郡葉山町長者ヶ崎」はない。いまどきはカーナビを当てにしてたどり着くのが当たり前だから、入力しても地図に出てこないのは困る。ところが、この住所がネット検索では便利だった。ほかに使っているホテルはない独特な住所だから、目的のWebサイトに一発でたどり着けるというわけで、予約には便利だ。
めたるまん(山崎一幸)
■ キセル未遂をきっかけに、淫行など多数の悪事が露見した大学生
夏のネットは恐ろしい。夏休みの余った時間にネットを使う人が増えると、2ちゃんねらーの皆さんも調査能力が格段に向上する。今までなら見過ごされてきた小さな悪事も、しっかりとらえられて「祭り」になるのだ。19日夜、mixiの日記で、キセルまがいの行為を自慢げに書いたことが、2ちゃんねるにさらされてしまった大学生がいた。この彼、コミケに行って、大混雑中のりんかい線の改札を彼女とぴったりくっついてひとり分の料金で通り抜けようとしたのだ。これは未遂に終わったものの、駅員に怒鳴ったりして態度が悪かったことがネットユーザーの皆さんの琴線に触れた。2ちゃんねるのスレッドで大調査が始まってしまった。開設されたスレッドはすでに総数約30。探してみると、この彼はSNSで過去の悪行を洗いざらい公開していたのだった。女子中学生との淫行、カンニング、診断書を偽造して授業を欠席、腐った卵を他人の郵便受けに投げ入れるなど、ぞろぞろと出てきてしまった。なぜ悪事をネットに公開しているのか、筆者には全く理解不能だ。「ニュース速報アワーズ」にログがある。
めたるまん(山崎一幸)
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