【2007/09/12】
■ Amazonに注文しても品物が届かない……「konozama」を嘆く歌
ネット通販大手のご存じAmazon。書籍だけではなく、CDやDVD、家電、日用品、おもちゃなどすさまじい品揃えで、世の中に流通しているものでないものはない、という印象だ。ところがこの週末に筆者が経験したことなんだけれど、人気の書籍がAmazonではなぜか「お取り扱いできません」と表示されている。神田神保町の大きな書店に行けば、大量に平積みになっているタイトルなのだ。そのあたりの裏事情はよくわからないけれど、とにかくAmazonも万能ではないというわけだ。Amazonに注文しても手に入らないことを、「amazon」の後ろに「ok」をつけて逆さから読んで「konozama」というらしい。発注後にワクワクして待っていても品物が届かない状態を指して自虐的に使うそうだ。人気のソフト「初音ミク」の品薄状態を「konozama」として、歌を作っている人たちがいることを「Snow Flake」で知った。待ちこがれる気持ちを歌い上げていて、聞いていると切なくなってきてしまう。もっとも、「初音ミク」の入手困難はほとんど解消されているようなので念のため。
めたるまん(山崎一幸)
■ このPSPはなぜジャンクとなったのか 長いストーリー付き出品
大量生産される工業製品は、同じモデルならば出来上がった時点でどれも同じものだ。ほんのちょっと成形の誤差があったとしても、同じようなものだ。それがいったんユーザーの手に渡ればそれぞれ別のものになる。たとえば長澤まさみさんが愛用する幸せな個体になったり、不幸にも筆者が買ってしまって悲惨な余生を送る個体になったりする。「ヤフオクウォッチ」で知ったのだけれど、故障してジャンク品となってしまったPSPが、長い長い説明とともにヤフオクに出品されていたのだった。総量3,865バイトのテキストは、出品者が大事にしていたこのPSPが、いかにして壊れ、ジャンクとなり、出品されるに至ったのかを子細に説明しているものだ。オークションはすでに締め切りを過ぎている。ジャンク品であるにもかかわらず、8,111円と結構な値段となったのは、やっぱり説明がよかったためなんだろうか。
めたるまん(山崎一幸)
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