【2007/10/18】
■ 初音ミクに大殺界? WikipediaとGoogle画像検索で削除に
不思議なことに、悪い事というのは立て続けに起こるものだ。細木数子先生なら「大殺界」と診断するかもしれない。1度ぐらいなら受け流せる凶事も、2度3度となれば気分がしおれてしまうもの。そんな人生の荒波を乗り超えてこそ、立派な人間になれるのだ。バーチャル歌手ソフト「初音ミク」は、TBSのバラエティ番組「アッコにおまかせ!」でひどい扱いを受けてネットで大騒ぎになったばかりだけれど、どういうわけか、またもや妙な事件が立て続けに起こっていた。まずは16日、Wikipediaの初音ミクに関する項目が削除されていた。削除はいたずらなどではなく、記述が著作権侵害に当たるとされたためだ。項目を最初に作成した人が、初音ミクの公式サイトから、引用元の表記をしないで文章を転記していたのだ。発売元から、転載許諾と削除取り下げの申し出があるものの、いったん項目を丸ごと削除して、書き直す方向で決着しそうな雰囲気だ。もうひとつ、Googleで「初音ミク」と画像検索しても、肝心な画像がまったく出現しない現象が起こっている。17日夜あたりに発見されたこの現象の原因は不明。生まれてからたった1カ月半ほどで「大殺界」まで経験するとは、初音ミクの成長は早すぎる。2件が立て続けに起こったために、ネットユーザーの中には「これは電通の陰謀」などと熱心に主張する人も現われている。その根拠としては、TBSが電通と関係が深いといわれている、「アッコにおまかせ!」を制作しているホリプロ所属のバーチャルアイドル「伊達杏子」を電通が押しているらしい、といったことが挙げられているようだ。こうなるともう、筆者の理解を超えてくる。
めたるまん(山崎一幸)
■ マニアックな芸風の美女、鳥居みゆきさんがネットで急に人気に
世の中、何が流行ることになるのかわからない。特に、情報の伝達速度が究極の速さで、なんのフィルターも通すことがないネットでは、動きは急だ。筆者が最近、ネットをあちこち徘徊していてやたらと目にとまるのは、お笑い芸人の鳥居みゆきさんの動画へのリンクだ。舞台に上がると、不思議な間を入れつつ、取り憑かれたように叫び、脈絡のないネタを展開していく。筆者はこういう芸風は大好きなんだけれど、かなりマニアックな笑いだ。気になったのでいろいろと調べてみた。画像を漁ってみると、素顔はどうやらたいへん美しい。現在26歳で、数年前からお笑い芸人として地道に活動していたようだ。テレビでは放送できないネタが多いので、番組に出演しても編集で大幅に切られてしまうことも多かったようだ。そういう意味では、ノーカットが基本のネット向きの芸なのだろう。
めたるまん(山崎一幸)
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