【2007/10/26】
■ 大阪電気通信大学で、「初音ミク」の講習会が開かれていた
ここしばらくの「初音ミク」騒動で筆者が一番びっくりしたのは、魅力的な曲を作る皆さんが次々と登場したことだ。才能があってもしばらく音楽から離れていて、初音ミクを知ったことで創作意欲が刺激された皆さんも多いようだ。いつでも安定して歌ってくれるボーカリストの存在は、アマチュアの音楽制作には強力な武器だ。初音ミクがもし登場しなければ、そして高速なネット環境がこれだけ普及していなければ、多くのクリエーターの皆さんと出会うこともたぶんなかったと思うと、感慨深い。そんな強力なツールならば、そろそろ教育の現場にも登場する。大阪電気通信大学の「初音ミク」講習会の告知が、ネットユーザーの皆さんに発見されて話題になっていた。どうやら初音ミクを通して、PCによる音楽制作(DTM)を体験していく、初心者向けの講座のようだ。これでまた、魅力的な曲が増えることになるんだろう。
めたるまん(山崎一幸)
■ アニメプロデューサーがネットラジオで動画共有に苦言
いまやネットの台風の目となりつつある「ニコニコ動画」に、アニメのプロデューサーがネットラジオで苦言を呈して、ネットユーザーのあいだで話題になっている。発言の主は「偽まる」こと、ジェネオン エンタテインメントの川瀬浩平さんで、同社の配信する「ギョーカイ時事放談」のページで聞ける。まず川瀬さんは、ニコニコ動画やYouTubeなどネット上の動画配信の仕組みを、「自作の創作物をみんなに見てもらう場」として肯定している。その上で、「創作物にお金を払わなくなった」とアニメファンにかなり強い口調で不満を口にする。DVDから無断でファイル化してアップロードする人たちが、アニメ作品を多くの人に見せたいと善意の気持ちで行動していることについても十分理解した上で、「ゆがんだ善意でアップロードすることで、DVDが売れなくなり、生活できなくなるクリエーターがいる」と批判。このラジオがさっそく当のニコニコ動画に転載され、画面上に飛び交うコメントで賛否両論の意見が飛び交っているところだ。
めたるまん(山崎一幸)
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