【2007/11/20】
■ 届かないメアド……ドコモやauで、RFC非準拠のメアドが取得可能
ネットには「RFC」という技術上の決まり事があるのは、皆さんご存じの通りだ。世界中のいろんな会社や組織がネットにつないでいても、ちゃんと相互にやりとりできるのはRFCがあるおかげだ。ところが、RFCを無視する集団が時々現われるのだ。「Web屋のネタ帳」で、ドコモとauで取得できる、メールアドレスの仕様を批判していた。ピリオドを連続したり、「@」の直前にピリオドがある、RFCに準拠していないメールアドレスが設定可能なのだ。過去に取得できたのはともかく、いま新規でもRFCの規則から逸脱したメールアドレスが取れてしまうのだという。ずっと以前から継続して問題になっていたものだけれど、Office 2003のSP3でOutlook 2003から送信可能なメールアドレスをRFCに則って厳しく制限を加えたため、ドコモやauでRFC非準拠に設定したメールアドレスに送信できない事態にもなっている。膨大なユーザーを抱える2社だけに、影響は大きすぎる。
めたるまん(山崎一幸)
■ 若い世代を中心にメールがだんだん使われなくなっているらしい
メールボックスに、毎日およそ1,000通のメールが届く筆者にとって、メールは情報収集の基本だ。メモ書きも自分宛のメールにして保存するし、予定もGoogle カレンダーからのメール通知で知る。ただ最近はスパムが多くて困るし、送信して届いているかよくわからないのも相変わらず不安だ。「スラッシュドット」に、「電子メールは年寄り専用に?」との刺激的なタイトルのエントリーがあった。どうやら、若い世代ではメールを使う頻度がどんどん落ちているようなのだ。ふだんのやりとりはインスタントメッセンジャー経由だったり、電話だったりして、PCでメールボックスのチェックをあまりしない人が増えているらしい。数年前からのこの傾向は、ますます強まっているような雰囲気だ。そのうちメールも、懐かしものの仲間入りすることになるんだろうか。
めたるまん(山崎一幸)
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