【2007/11/29】
■ 何もない壁から、朝の日差しが入る……ブラインド型の照明器具
毎年、この時期になるとニュースに登場する、ニューヨークのロックフェラーセンター前のクリスマスツリー。「MSN産経ニュース」によると、飾り付けに使われる白熱電球が、今年から白色LEDに変わったそうだ。明かりを採るためのデバイスがここ数年で急に多様化した様子は、家電量販店の照明売り場に行けば誰でも実感できることだろう。さて、「DesignWorks」で知った、「Bright Blind」がおもしろい。このブラインド状の灯具を、何もないただの壁に吊るすだけで、まるで窓から光が差しているように見えるのだ。ブラインドの羽には、面発光する白色の無機ELが取り付けられていて、まるで朝の日差しのように感じられるようだ。問い合わせてみると、まだ試作品の段階で、商品化されるかどうかは今後の検討次第とのことだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 「かぐや」は月に行ってない! と主張する謎の陰謀論が登場
昭和の初め頃に超能力者を自称する人物が、カメラに念を入れて写した、「月の裏側」だという写真が残っている。月の裏側に行くことはできず、真偽の検証は不可能だった当時らしい、被写体の選び方だ。それから数十年経った今、日本の月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、ハイビジョン映像の美しい、正真正銘間違いなしの月の裏側を撮影してきた。美しい、高解像度の映像がNHKで放送されたのだけれど、それに敢然と立ち向かうテキストが「アルファルファモザイク」にあった。なんと、かぐやは月へは行ってないというのだ。高解像度の映像も、「あの程度はILMや日本のCG技術なら簡単に作れる」との主張だ。科学が進むと、どんなに優れた映像でも実在の証明にはならないらしい。
めたるまん(山崎一幸)
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