【2007/12/03】
■ メールのパスワードを要求するSNS、無差別に招待メールを送信
この週末、海外のSNS「yaari.com」が「悪質なスパムサイト」として注目されていた。登録すると、自分の名前で招待メールが勝手に乱発されてしまうのだ。招待メールに促されてyaari.comに登録すると、その過程で、登録に使ったWebメールアカウントのパスワードが求められる。これでyaari.comがアドレス帳を読み取り、勝手に招待メールを送信しているようだ。本来は無関係のサイトにパスワードを入力すれば、悪用される危険が高くなるのはよく知られていることだ。ところが今回の場合、招待メールに知人の名前が含まれていたせいか、かなり古くからネットに親しんでいる、利用者意識の高い皆さんがあまり疑うこともなく登録していたようだ。yaari.comのサーバーは米国にあり、運営者はどうやらインドに関わりのある人らしく、ユーザーもインド人らしい人物が目立つ。yaari.comの不具合でこんな事態になっている可能性もある。ともかく、今のところはyaari.comには登録しないほうがいいだろう。
めたるまん(山崎一幸)
■ 友人が太ると、自分も太りやすい……ソーシャルネットの影響力
筆者が中学生のころの話だ。春にはごくふつうの女の子だった同級生が、席替えで隣になった不良と仲良くなったばっかりに、夏休みが終わってみると、言葉遣いがすっかり別人に変わっていて、心底がっかりしたことがあった。どうやら、似たようなことがネットでもあるようだ。「ソーシャルネットワーキング.jp」で知ったのだけれど、SNSで友人が太ると、自分も肥満することがあるようだ。1人が太ると、その友人の57%の人が太る、という数字が調査結果として出ていた。また、影響を受けて太った人が、その友人に影響を与えて太らせる、ということもあるようだ。たばこなどの嗜好の変化、飲酒機会が増えたり、あるいは健康志向になることもあるようだ。どうせなら、周囲に前向きな影響を与えたいものだ。
めたるまん(山崎一幸)
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