【2007/12/26】
■ 急に注目が集まる動画サイト「zoome」に、機能改善のお知らせ
25日にドワンゴ・ミュージックパブリッシングとクリプトン・フューチャー・メディアが共同でコメントを発表、初音ミクがボーカルの楽曲をJASRACへ登録したことに端を発したこの一週間の混乱を解消した。共同コメントの中身は、両社にとってはともかく、クリエイターやリスナーにとってはおそらく最高の条件だろう。24日頃から、動画サイト「zoome」のユーザーが急増しているようだ。今まで、ニコニコ動画一辺倒だったユーザーが、zoomeに流れ込んできているらしい。画面を飛び交うコメントを楽しむならニコニコ動画、高画質で見たいならzoomeと、使い分けたい意向の皆さんが多そう。zoomeは確かに高画質で、サーバーの反応もきわめて良いんだけれど、どうも使い勝手があと一歩で惜しい感じなのだ。どうなることかと思っていたら、25日付で「zoome機能改善のお知らせ」という告知が公開されていた。機能改善として6点、不具合改修として2点、ユーザーから要望があった部分に対応したらしい。「こちら以外のご要望についても、可能な範囲で対応を検討したいと思っております」と、表現はきわめて控えめながら、投稿時間は22時21分と、クリスマスにしては遅い時間の残業だとわかる。ニコニコ動画もえらい勢いで進化しているし、どちらの中の人もたいへんだろうけれど、動画愛好者にとってはいい傾向だ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 「M-1グランプリ」で敗者復活組優勝「なぜ準決勝で敗れた?」
23日の夜にあった、漫才の選手権大会「M-1グランプリ」。筆者もたまたま、グランプリを取った「サンドウィッチマン」の最終決勝でのネタだけ、テレビで見ることができた。サンドウィッチマンは、準決勝で一度破れ、敗者復活で決勝に挑んだ。彼らの芸は、これ以外あり得ないだろうという、絶妙なタイミングでの掛け合いが繰り返される。食事をしながらでも視線がどうしても画面に釘付けになってしまい、箸がつい止まってしまうのだ。決勝で戦った「キングコング」の西野亮廣さんは自身のブログで「自分でもビックリするくらい悔しかったです」「何年かぶりに泣きました」としながら「キングコングよりもサンドウィッチマンさんの漫才の方が今の段階では白いと思った」「キングコングが負けた原因は僕です」と潔く認めていて、このブログを読んでいる筆者のほうが涙ぐんでしまった。M-1グランプリの公式サイトには、審査員になったベテラン芸人の皆さんが感想を寄せていて、「感動した」「完璧に近い」と大絶賛。「なぜ準決勝で敗れたのか」との感想も審査員のあいだで多かったらしい。読者の方からメールで教えていただいたんだけれど、準決勝での審査員が、そのときの感想をブログに書いていて、コメント欄には抗議が殺到している。
めたるまん(山崎一幸)
|
|
|
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|