【2008/02/18】
■ 「使い込むほどお馬鹿に」古川享さん、VistaのMS IMEに呆れる
Windows Vistaに、待望のService Pack 1(SP1)がまもなく提供されることになりそうだ。発売当初は、「動作が重い」「メモリを食う」「鈍重」などとさんざん言われたVistaだけれど、1年以上たってみれば、ハードウェアが順調に進化していて、Vistaを軽々使えそうな強力なPCが手頃な値段で買えるようになっていた。そんなことで、この春はVistaを搭載したマシンが急に増えても不思議ではない風向きだ。というところに、読者からタレコミをいただいた。元マイクロソフト会長の古川享さんが自身のブログで、Vistaの日本語入力「MS IME」について「使い込むほどお馬鹿になって壊れていく」と呆れているのだ。どうやら、ユーザー辞書に妙なデータが書き込まれてしまうのが原因のようで、誤変換が連発してしまう。MS IMEの開発主体が中国にシフトしてしまった、なんて、時節柄とても微妙な情報まである。とりあえず、徳島産のIME「ATOK」にとっての追い風、と理解しておこう。
めたるまん(山崎一幸)
■ ATOKが「ググレカス」「アッー!」「アサヒる」と変換する動画
筆者が使っているIME「ATOK」のバージョンは「2005」だ。もう3年も更新しないで使い続けていることになる。登録ユーザー向けの優待廉価版(当時5,250円)で買ったはずだから、ずいぶん安い買い物だ。2月8日には最新版となる「ATOK 2008」が登場。ネットには使ってみた感想が出てきているようだ。「ニコニコ動画」に、ATOK2008でただ日本語変換し続ける様子を2分53秒にわたって見せる動画が投稿されていた。2ちゃんねる周辺で頻繁に使われる、「ググレカス」「ようつべ」「才能の無駄遣い」「アッー!」「アサヒる」などが解説付きで変換されるのだ。今回のATOKで付け加えられた新機能、「はてなダイアリーキーワード」を直接参照する「ATOK ダイレクト for はてな [ベータ]」のおかげだ。通常版でも8,400円。これで快適に日本語変換できるのだから、安いものかも。
めたるまん(山崎一幸)
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