【2008/02/20】
■ 犬だけ聞こえる周波数で作られたCDがニュージーランドでヒット
ニュージーランドで、犬にしか聞こえない周波数で録音された、というふれこみのCDがヒットして、チャート1位になっているそうだ。犬は、人間の限界より遙かに高い周波数の、50KHz程度の音まで聞き取ることができる。CDを再生すると、犬がさまざまな反応を見せるらしいのだ。もっとも、CDに録音可能は周波数は、20KHzちょっと。ほとんどの皆さんの可聴帯域とぴったり一致していて、犬のみが聞き取れる帯域はほとんどないはずだ。いったいどんな音が録音されているのか、CDを手に入れて確かめてみたいところだ。なお、YouTubeにCDのプロモーションビデオが登録されている。犬に聞かせてみると反応したとか、自分で聞いて頭が痛くなったとか、あたかも聞こえたかのようなコメントがちらほらとある。ところがこのビデオクリップには、音声パートは含まれていないので、無音だ。犬にも聞こえるはずはない。
めたるまん(山崎一幸)
■ 未来への不安を美しくつづる掌編「消えかけの信号」が人気に
はてな匿名ダイアリーには、子どもがはじめて寝返りを打った喜びだとか、呼吸すら面倒だとか、死にたいだとか、ヤギが鳴いていたりだとか、皆さんのさまざまな人生に起こったほんの断片がこれでもかと押し込められている。そんな場所で19日未明に投稿された日記が、はてなブックマークで200以上のユーザーの皆さんからブックマークされる人気になっている。タイトルは「消えかけの信号」。ふだんは都心部に近いところに住んでいるらしい投稿主が、千葉の小湊鉄道の駅からはだいぶ離れた、新興住宅地にあるという実家に帰った時の話をつづった掌編だ。老いていく日本の未来への不安を、ほんの短いテキストでくっきりとさせている名文だ。
めたるまん(山崎一幸)
|
|
|
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|