【2008/04/10】
■ まさにビッグダディ! 大家族が父子家庭になるまでの私小説
以前は大好きだったのに、ここ数年はすっかりテレビを見なくなってしまった。テレビ番組の情報にもすっかり疎くなってしまって、それだけにたまに見るとびっくりしてしまうこともしばしばだ。9日にテレビ朝日で放送されていた「痛快!ビッグダディ」(音が出るので注意)は、すでに特番5回目の人気シリーズだ。離婚して、8人の子どもをひとりで育てる柔整師の林下さん42歳。そこに、別れた奥さんが子どもを連れて戻ってきたのだが、林下さんは元奥さんに妙に冷たいのだった。これは妙だと、筆者はネット情報を探してみると、「私小説」と称した、設定が林下家とそっくりな2ちゃんねるの投稿を見つけた。岩手出身らしい「賢治」のハンドル名で2004年5月11日から6月2日にわたって、創作文芸板の投稿は延々と続く。番組ファンの2ちゃんねらーの皆さんのあいだでは有名なテキストらしい。ちょうど番組が始まる前、離婚に至るまでの、ある種壮絶な生き様が書きつづってある。別れるために、「賢治」さんが指を詰める描写まであるのだ。番組のタイトル「ビッグダディ」はおそらく番組制作会社がつけたのだろうけれど、あのテキストをすべて読んだいまは、素直に納得できるのだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 褒めが目立つ、Amazonのレビューの「3つ」選ぶアルゴリズム
ネット通販を使うときには、以前から買い続けている定番商品ならともかく、まったく初めて入手するものだと、判断がとても難しくなる。そんなときに頼りになるのが、通販サイトにある、ユーザーの評価、感想の投稿だ。筆者は、書店の店頭で書籍を選ぶときでも、Amazonのレビューを当てにするぐらいだ。Amazonでは、そのレビューの表示が2段階になっている。投稿されているレビューの数が多いと、3つが自動的にチョイスされて商品のトップページに現われ、そのほかのレビューは専用のページを開かないと全文は読めない仕組みだ。この、3つのレビューを選ぶアルゴリズムを、「コタツムリ日記」のオーナー氏が調べていた。簡単にまとめると、褒めていれば目立ち、酷評はできるだけ目立たないようにする、となるようだ。ご参考までに。
めたるまん(山崎一幸)
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