【2008/07/23】
■ 5秒きっかりにする遊びを1/100秒で計測する「5秒スタジアム」
ストップウォッチを手にして何人かで遊び始めると、最初にルール化されるのはたいてい、どれだけ少ない秒数を表示させられるか、だろう。短い間に2回ボタンを押して、その秒数の短さを競い合うわけだ。次にやるのが、表示を隠して、ある決めた秒数きっかりにする遊びだろう。例えば5秒と決めたら、神経を水晶精度ほどにとぎすまして、ボタンを2回押す間隔をきっかり5秒にするわけだ。この単純な遊びをする専用のおもちゃが出てくるとはまさか思わなかったけれど、そのまさかを実現してしまったのが、バンダイから発売される「5秒スタジアム」だ。この5秒きっかりで止める遊びが、Webブラウザで体験できる。何度か試してみると、100分の1秒単位で、時間間隔がどんどん鍛えられていくのがわかる。人間というのは恐ろしいものだ。発売は7月26日。希望小売価格は税込み998円。
めたるまん(山崎一幸)
■ なんだか非難囂々の、乙一さんが手がける企画「小説再生工場」
集英社のWebサイト「RENZABURO」で、7月18日から「オツイチ小説再生工場」なるページが公開されている。アマチュア作家が書きためた小説の断片を公募して、それをもとに作家の乙一さんが「リサイクル」して新作小説を書く、という。乙一さんがもとにした作品も公開されるから、どういうかたちに使われたのかもわかるわけで、乙一ファンの筆者としてはちょっと注目したい企画だった。ところがこれが、ネットでははなはだ評判が悪い。応募の条件に、投稿の著作権は集英社に譲渡とあるうえ、賞品・賞金のたぐいも含め、対価はいっさい支払われないからだ。最近寡作の乙一さんを評して、「これは『乙一を再生する工場』だ」などと手厳しい意見もあった。いやはや。
めたるまん(山崎一幸)
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