【2008/09/02】
■ 無実の男性に痴漢冤罪を負わせてストレス解消、というヒット曲
痴漢の冤罪で逮捕のうえ起訴された男性が、裁判の末に無罪となった。この男性は、警察に2週間も身柄を拘束されても、会社を解雇されることなく、家庭にひびが入ることもなかった。もし逆に、逮捕されたことで会社をクビになり、家庭が崩壊したなら、果たして無罪を主張することができるかどうか。働き盛りの男の未来は、電車に乗り合わせただけの見ず知らずの高校生の証言であっけなく崩壊してしまう。さて、この事件を扱う2ちゃんねるのスレッドで紹介されていたのが、1986年4月に発売された、おニャン子クラブの懐かしいヒット曲「おっとCHIKAN!」だ。秋元康さんが作詞のこの曲、女子校生が痴漢事件をでっちあげてストレスを解消するという恐ろしい内容だった。歌詞は「歌ネット」で読める。こんな内容でも、当時は問題がなかったわけだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 今後のネット選挙に影響? 選挙期間中Web更新の候補者が当選
公職選挙法のもとで行われる選挙では、公示日から選挙日の終了までの選挙期間中に、候補者がネットで選挙運動をすることは止められている。もっとも、公職選挙法で明文化されているわけではなく、総務省がそう解釈しているだけだ。共通の土俵で戦うのが公平な選挙だから、どんなルールでも尊重すべきだけれど、ほとんどの有権者がネットにアクセスできるこの時代には、なんともばかばかしいルールではある。「低気温のエクスタシー」で知ったのだけれど、公示日を過ぎてもWeb日記を更新し続けた候補者が市長に当選したようだ。8月31日に投票が行われた鹿児島県阿久根市の市長選で当選した竹原信一さんは、8月24日の公示日以降も自身の「さるさる日記」に投稿を続けていた。8月30日に「警察を自称する所からの電話で24日以降の削除と更新停止を求められた」として、公示日以降の投稿を削除している。これまで、公示日以降のネットでの選挙運動については、法廷で争われたことはなかった。阿久根市のこの事例の展開次第では、今後のネットでの選挙運動の様相が変わることになりそうだ。
めたるまん(山崎一幸)
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