【2009/05/20】
■ 大地震発生!? 宮崎県地方で震度6強の「訓練」情報が駆け巡る
20日の昼過ぎ。大地震発生の情報がネットを駆け巡った。震度は6強。建物が倒壊することもある大きな地震だ。気象庁のサーバーには画像も掲載され、見ると日向灘沿いに強い揺れを表す赤い色がずらずらと並んでいた。Twitterで地震情報を伝える、P2P地震情報にも大地震発生の一報は伝えられた。相当慌てたネットユーザーの皆さんも多かったようだ。ところが、世の中は至って平静だ。いったい何事、と情報をたぐってみると、これが誤報だった。気象庁のWebサイトに「地震情報(訓練の情報)が誤って掲載されました」とある。地震情報は素早く伝えられるだけに、途中で検証されづらい。誤報もあっという間に伝わるわけだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 流行の新型インフル対策、ヤフオクでサージカルマスクが急騰中
関西地方で新型インフルエンザの感染者が増えてきたようだ。カラオケボックスなどに休校中の子供たちが殺到した、などという報道もあったようなんだ。いったい、学校がどんな指導を子供たちにしているのか疑問だが、そんな調子ならひょっとすると感染が爆発的に広がってしまうかもしれない。埼玉の片田舎でも、マスクを着用して外出する人がちらほらと増えてきた。どうやらどこのドラッグストアでもマスクは品薄、品切れらしい。筆者が4月のうちに楽天で買い込んでおいたサージカルマスクは、1箱あたり500円ほどだった。市場経済をネットで実現するヤフオクで、落札価格を見てみると、2万6000円となっていた。およそ52倍と恐ろしい値上がり具合だ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 鳥インフルエンザを報道関係者が取材過程でばらまいた疑い?
新型インフルエンザにかかったら、自宅でじっとしておいてほしいものだ。会社によっては、疑わしいというだけで自宅待機を命じるところもあるようだ。ところが勤勉な日本人のことだから、少々の発熱や気分の悪さぐらいなら、無理をして会社に出て仕事をしてしまう人も多いわけだ。さらに、報道に携わる人たちは、流行のまっただ中にのこのこ出かけていくことになる。「天漢日乗」のコメント欄に、少々気になる文書が紹介されていた。2004年の鳥インフルエンザの流行で、農林水産省の感染経路究明チームが作った報告書だ。その中に、「移動規制が行われる前に既に報道関係者が初発農場を訪れており、周辺の養鶏農家へも立ち入っていたことも確認されており、これらの人や車両が農場周辺へウイルスを運んだ可能性も否定できない」とある。とりあえず自衛のためには、報道関係者を街で見かけても、近寄らない方がいいかもしれない。
めたるまん(山崎一幸)
|
|
|
Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|