【2009/06/03】
■ 浮世絵「子猫寄り集まって親猫になる」を猫画像で作り直すスレ
江戸時代に作られるようになったた版画の浮世絵。今は高価な美術品として扱われているわけだけれど、もともとは庶民のためのものだ。博物館でまとめて眺めたりすれば、遊び心にあふれていることがよくわかる。明治に入って活躍した浮世絵師、歌川芳藤が描いた「子猫寄り集まって親猫になる」は、その名の通り、親猫の姿を何匹もの子猫でコラージュして作り上げた、よく知られている絵だ。切り取ってパズルのように遊んだりもしたらしいんだけれど、現代のインターネットにはこれを画像で遊ぶ人たちもいるわけだ。「小生にうず」で知ったのは、「ワラノート」で取り上げている「どうせだったら、この画像も再現してみる??猫」のスレッドだ。もとは2ちゃんねるニュース速報VIP板のもの。猫好きの皆さんがよってたかって、芳藤の絵にちょうど当てはまるような猫の画像を集めて、パズルのように再構成している。このスレッドはどうやら、芳藤の師匠の歌川国芳が描いた「みかけはこはいがとんだいい人だ」を下絵にした、「みんながもってるエロ画像でこれ再現できないかな??」のスレッドにインスパイヤされているようだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 「日本カーブミラー百景。」でカーブミラーのある風景を再認識
団地だとか工場だとか、給水塔、水門など、実用本位で作られて設置された構造物に「萌え」感情を抱いてしまう人は多い。写真を撮って写真集にして出版する例もこの頃は多く、またそれが結構な売り上げを上げてしまうわけだから、日本人はおもしろい。「ぷろとらどっとこむ」で紹介していたのは、「無題のドキュメント」で取り上げていた「日本カーブミラー百景。」だ。もとはまたもや2ちゃんねるニュース速報VIP板だ。ブログオーナーでもある「( ゜毒゜)」氏が撮り貯めた、カーブミラーのある風景の写真を一挙に十数枚公開、スレッドで紹介している。タイトルの「百景」からすると画像の数はだいぶ少ないが、その魅力は十分。カーブミラーがこれから流行するかもしれないほどのインパクトだ。
めたるまん(山崎一幸)
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