■URL
http://www.idc.com/press/123098Apr.htm
調査会社IDC(International Data Corporation)が'99年のインターネット業界の予測を発表した。同社のインターネット調査担当上級副社長Frank Gens氏によるもの。
■合併・買収
Yahoo!がTimeWarnerかCBSと提携。Microsoftが主要なポータルサイトの1つを買収。CitigroupやWells Fargoのような金融サービス企業がE*tradeを買収。さらに可能性は低くなるが、あり得ることとして、NBCがCNETとSnapの保有率を上げる。CompaqがAltaVistaを売却。InfoseekがLycosと合併。
■オンラインショッピング
スーパーマーケットにインターネットキオスクが置かれ、買い物客がインターネットにアクセスできるようになる。小売店のWebサイトでは音声で直接「生きた」店員と交渉することができるようになる。オンラインショッピングの売り上げは、2002年までに1兆ドル近くまで上昇。米国オンライン人口の50%がオンラインで買い物をするようになる。
■人口分布
オンライン人口に女性の占める割合が50%を越えて男性が少数派になる。また、オンライン人口の51%が米国外の人々によって占められるようになる。インターネットの総人口は1億4,700万人にまで増加(これは日本の総人口よりも多い)。
■技術革新
400~600ドルの価格帯のパソコンが、CompaqやHPといった会社から登場する。300万以上のインターネットTVが使用されるようになる。ホームネットワークが普及し始める。
IDCによると、Gens氏の予想はここ3年で70%以上的中しており、それは同社の綿密な調査内容に基づいているからだという。
('99/1/5)
[Reported by Taiga Aoki / tatekawa@planet.club.or.jp]