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セガ・エンタープライゼスは、次世代ゲーム機「ドリームキャスト」を今年9月に欧米で発売するのを前に、英国通信最大手のブリティッシュ・テレコム(BT)と提携し、欧州でドリームキャストを端末としたインターネット接続を無料、無制限とする新サービスを始めるという世界戦略を発表した。
セガは昨年11月、社運をかけてドリームキャストを国内で発売したが苦戦が続いており、'99年3月期では450億円の連結赤字を見込んでいる。このため両地域で総額約240億円の販売促進費を投入、「背水の陣」を敷いて一気に巻き返しを図りたい考えだ。
欧州でのインターネット無料サービスは、BTのほかに富士通系の大手システム会社のICLも実施。インターネット接続のインフラ設備は主にBTが提供し、ドリームキャストの購入者は欧州内であればBTに支払う市内通話料だけでインターネットを利用できる。
プロバイダーにかかる接続料については、セガとBTが共同で負担するという。BTはゲーム機を次世代の有力なインターネット端末の一つとみており、回線の利用者が増えるなどメリットが大きいと判断した。
('99/5/13)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]