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「エンカ深いね」。歯医者で治療を受けていて、頭上で交わされたこんな意味不明の会話が気になるという人も、中にはいることだろう。そんな人にうってつけのページが、「ほんだ歯科の地下室」というWebサイトにある「歯医者さんが使う怪しい用語辞典」だ。歯医者さん同士で使われる“業界用語”を一般向けに解説している。
これによると、「エンカ」というのは「縁下」と書き、「歯ぐきの境目より下」という意味。「歯肉縁下カリエス(歯ぐきより下にある虫歯の意味)」というような感じで使うのだそうだ。つまり冒頭の例は、恐ろしいことに、かなり深い部分にまで虫歯が進んでいるということなのだろう。
今のところ「さ行」までしか公開されていないようだが、一通り目を通しておけば、診療中のあの言葉が何を意味しているのかわかるようになって、かえって歯医者に行くのが嫌いになるかもしれない。例えば、よく耳にするこんな用語「あっ!」や「痛かったら、手をあげてください」など。前者はもちろん「うっかりミスをした場合、もしくは、しそうになった場合に使う感嘆詞」、後者は「その歯の神経が生きているのか死んでいるのかを確かめたい時」なのだが、ほかにもこんな意味があったとは……。
('99/5/19)
[Reported by maple / ymasa@wizvax.net / nagasawa@impress.co.jp]