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【電子商取引】

通産省、通販サイトの表示項目を一斉検査
代表者名などの表示が不備なサイト約1,000件にメールで警告

■URL
http://www.miti.go.jp/press-j/consumer/u90519ad.html

 通産省は19日、通販サイトの表示義務が守られているか検査する「インターネットサーフデイ」を実施した。対象となった約1,500サイトのうち、代表者名が明記されていないなど表示項目が不十分なサイトが3分の2に達した。通産省では同日、これらのサイトに警告メールを送信し、注意を促した。

 今回調査の対象となったのは、国内のサーバーを利用してインターネット通販を行なっている事業者のうち1,541社。これらのサイトについて、「訪問販売法」で義務づけられている1)販売価格、2)送料、3)代金の支払い時期および方法、4)商品等の引き渡し時期、5)商品等の返品の可否と条件、6)販売業者名、7)住所、8)電話番号、9)代表責任者名--の9項目がきちんと表示されているか検査した。

 結果は、移転や閉店で確認ができなかった20件を除いた1,521件のうち、すべての項目を表示していたのは485社(31.9%)だけで、表示が不完全だったサイトは1,036件(68.1%)に上った。特に、商品等の返品の可否と条件(675件)、代表責任者名(671件)の表示のないサイトが目立った。通産省では、警告メールを送信したサイトのうち特に表示不備の多いサイトについては、再度チェックを行なうとしている。

 通産省がインターネットサーフデイを実施するのは、今年で2回目。昨年は、480社を対象に調査を行ない、196社に警告メールを送信している(本誌 '98年5月20日号参照)。

('99/5/20)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp