ソフトバンク株式会社、株式会社セブンイレブンジャパン(SEJ)、株式会社トーハン、ヤフー株式会社の4社は、インターネット上で書籍やCDを販売する合弁会社、イー・ショッピングブックス株式会社(eS-Books)を7月にも設立すると発表した。
eS-Booksは、資本金2億円。出資比率は、ソフトバンク50%、SEJ30%、トーハン10%、ヤフー10%。代表取締役に、ソフトバンク常務取締役の宮内謙氏が就任する。まずは11月をめどに、国内書籍(約140万点)の販売を開始し、数カ月遅れてCDやビデオも販売する予定。
eS-Booksの最大の特徴は、注文した商品の受け取りや支払いを、全国のセブンイレブン(7,778店舗)で行なえることだ。注文された書籍やCDは、トーハンからセブンイレブンの物流拠点(53カ所)に配送され、各店舗に到着する。宅配便では受け取るのが難しい独身サラリーマンなどには便利だ。自宅への配送も指定でき、その場合はトーハンから直接ヤマト便で配送される。在庫があれば、最短2日で受け取れるという。
代金の支払いは、セブンイレブンの店頭での支払いや、インターネットを通じたカード決済、銀行振り込みなどユーザーが選べるようにするという。
さらに、単に販売だけでなく、読者同士で本の感想を交換したり、著者と読者が意見交換できるコミュニティも設ける方針。売れ筋商品の案内や、顧客に合った書籍をすすめるなど、機械的でないネット販売にしていくという。
('99/6/3)
[Reported by junko@impress.co.jp]