■URL
http://java.sun.com/products/jsp/
Sun Microsystems社は2日、「JavaServer Pages(JSP)」技術を発表した。同社のWebサイト上でその仕様が公開されている。
JSPは、Server Side Include(SSI)やMicrosoftのActive Server Pages(ASP)に替わるテクノロジーとして開発されたもの。HTMLやXMLの文書中にスクリプトを書き込んでおき、呼び出された際にサーバー上でそのスクリプトを実行し、HTMLやXMLの文書中にその結果を組み込んだ形でブラウザーにデータを渡す仕組み。
JSPの場合、スクリプトとしてJavaを用い、サーバー上のクラスファイルを呼び出す形で複雑なWebアプリケーションを構築することができる。スクリプトが記述されたJSPページは、最初に呼び出された際にコンパイルされ、Servletの形でメモリに常駐する。これにより、呼び出される度にプロセスが走り、システムのパフォーマンスが低下してしまうことを防ぐことができるという。
同社では、IISかPersonal Web Server上でしか動作しないMicrosoftのASPよりも、ApacheやNetscape、IISなど、85%以上のサーバー上で動作するJSPの方が優れていると主張している。OracleやNetscapeといったサーバーベンダーのほか、AdobeやMacromedia、NetObjectsといったサイト構築ソフトの開発元などがJSPのサポートを表明している。また、ASPについてはいくつかのサードパーティが、Apacheなど他のプラットフォームでASPを使うためのソフトを発売しているが、その1つであるHalcyon社も、ASPとJSPを同時にサポートすると表明している。
('99/6/3)
[Reported by yuno@impress.co.jp / tatekawa@planet.club.ne.jp]