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ITU-Tが間もなく勧告する予定のADSL規格「G.992.2(旧G.Lite)」の付属勧告である「Annex C」に準拠した製品がいくつか登場した。Annex Cは日本向けの仕様で、従来はノイズの影響で導入できなかったISDN回線との混在環境においても安定した通信が可能になるという。電話回線を利用して最大で下り1.5Mbps、上り512kbpsの通信が行なえる。
NECは、ADSLモデム「ATU-R32J」を出展した。価格は16万円となっている。住友電気工業もADSLモデム「MegaBit Gear Lite」を出展したが、こちらは価格、出荷時期とも未定だ。富士通も、4ポートのハブを内蔵したADSLモデムを参考出展している。
住友電工によると、構内でのADSLネットワーク構築事例はすでにあるが、公衆回線での実験などはまだ行なっていないとしている。NTTがこの秋に開始する予定のADSL実験サービスに、これらのモデムが採用されることが見込まれる。
('99/6/3)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]