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http://ecap24.vertexlink.co.jp/
バーテックスリンクは、オンラインショッピングを利用することなどを条件に、消費者に無料でパソコンを貸し出す「Free PC プロジェクト」(通称「ムリョーパ!」)を開始する。18日より希望者を受け付け、初回分となる日本アイ・ビー・エムのデスクトップパソコン1万台を8月より配布する。
消費者は、バーテックスリンクと3年間のECモニター契約を結ぶことで、ムリョーパ!の無料貸出サービスが受けられる。モニターとなるには、1)DDIのインターネット接続サービス「DION」、2)日本アイ・ビー・エムのパソコンメンテナンス、3)バーテックスリンクのカード会員--の3つにそれぞれ契約・加入したうえで、提携会社の提供するオンラインショッピングやオンラインバンキング、オンライントレードなどのサービスを利用することが条件となる。同社が開設するオンラインショップでは、パソコン関連商品や書籍、CD、生活用品などを販売するほか、金融サービスやオークションによる売買なども扱う。オンライントレードでDLJdirect SFG証券の出店が決まっているほか、大手スーパーや銀行からの賛同を得ているとしている。
米国では、同様のサービスがすでに提供されており、希望者が殺到しているという。中には、インターネット接続まで無料で提供するサービス(本誌2月9日号参照)なども登場しており、有効なマーケティング手段として注目されている。バーテックスリンクでは、日本のECマーケットの本格的な普及を図るため、国内で同様のサービスを提供することにした。8月以降さらに配布台数を増やし、今年中に3~5万台、来年度中までに10~30万台、向こう3~5年間で100万台を無料配布するとしている。
なお、契約期間終了後、パソコンは返却するか、5,000円で買い取ることができる。返却する場合は、モニター契約を継続して最新モデルと交換することも可能。契約期間の途中で解約したり、条件が履行されなかった場合は、所定の金額でパソコンを買い取るか、買い取り額の半額を支払ってパソコンを返却しなければならない。
('99/6/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]