15日、都内のホテルで記者会見した NASDのFrank G. Zarb会長兼CEO(右) と孫正義・ソフトバンク社長 |
NASDAQは、世界初の電子取引市場として1971年に創設された。比較的新しい証券市場だが、現在ではMicrosoftやIntel、Yahoo!、AOLなどのハイテク成長企業を中心に5,000社近くの銘柄が登録されており、1日の取引株数や取引金額ではニューヨーク証券取引所を上回る全米最大の規模となっているという。
ナスダック・ジャパンでは、NASDAQで扱っている5,000銘柄について、日本語による円ベースでの表示・取引を行なう。日本の投資家は、インターネットで接続されたメンバー証券会社を通じ、米ハイテク企業へ投資できるようになる。米国の取引時間は日本でも取引を行なうとともに、主要銘柄については、米国が夜間でも取引を行なう。
さらに、国内企業の店頭公開も手がけていく。公開基準はNASDAQとほぼ同様にするとしており、国内のハイテクベンチャー企業などでも、従来の店頭市場に比べてより迅速に株式公開が行なえるようになるという。
なお、ナスダック・ジャパンのメンバーとなる証券会社については未定で、これから詰めていくとしている。
('99/6/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]